自分の存在価値がわからない

自己嫌悪を止めたくても、
止まらない方がいます。

どうしても自分の存在価値が
恨めしく思ったり、いらないと感じるのは、

深い所で自分に対して良い所は認めて、
ダメな所は認められないという複雑さの中で

私という自分に対して自信がもてず
自己嫌悪が増えていくんですよね。

例えば、人よりも能力がないな・・・
そもそもが魅力がないよな・・・

だから自分はダメな存在で、
居ても、いなくてもいい存在だし、

更に家は毒親だから仕方がない
こんな感じで拡張していくんですよね・・・

多くの方が落ち込みやすい日が続いたり、
人間関係がうまくいかないと、

メンタルが弱いからだと
ここに原因を決めてしまいます。

世の中の風潮もありますが、
やっぱりメンタルを強くしないとって
違う努力をはじめていきます。

でもね、道は1つじゃないんです。

自分の中で存在価値が見えなくても、
周りが見ているあなたは同じじゃありません。

あなたが見えていない能力や魅力を
色んな観点から見えているんですよね。

ただ、それでも本人はそう思えないんです。

これまで生きてきた中で頑固たる
生きづらさの種が根付いているので、

何か自分が新しいことに挑戦したくても
どこかでバイアスが掛かって、

いつものようにためらってしまうし、
どこかで面倒くさくなっちゃいます。

このメンタルを繰り返してしまうので、
なんとなく友達や知人に声をかけられたり、
ご飯に誘われたりしても、

こんな存在価値のない自分といたって
相手も楽しくないんじゃないか?と・・・

普段の自己嫌悪から人付き合いも
避けるようにもなっていきます。

SNSなどでもよく呟かれていますが、
価値がない人間なんていないよとか、

自分はダメなんだという思い込みの
フィルターを外していこうみたいなですね。

こういうメッセージがスッと心に入っていきません。

頭の中ではこうあるべきだと思っていても、
潜在意識は逆を思い続けているからですね。

だからこそ、心と体のバランス軸をですね。
考え方から変えることが大切です。

そして、最も重要なのが
すぐには変われないという覚悟です。

なんでも1歩ずつですからね^^

普段から生きづらさを感じやすい方は、
どれだけポジティブになろうと思っても

根元の原因が分かっていないと、
本当の意味では何も解決しないので
同じことを繰り返していきます。

メンタル本で心が軽くなる時はありますが、
頭の意識だけが一瞬だけ軽くなるだけなんです。

一時的な回避にしかなっていないことを
心(潜在意識)が分かっているので
直ぐに戻ってしまいます。

多くの方が幼少期や学校生活。
社会に出るまで昭和世代の象徴でもある
「こうあるべき論」を押し付けられているので、

自分自身も頭だけで物事を考えて
理性で心の本音を抑えつけます。

だから生きづらさの種が見えなくて
潜在意識から無気力や不安、焦り、
イライラが多くなるんですよね。

人それぞれ顔が違うように
根本の原因も違います。

つまり、生きづらさの種は
みんな同じじゃないからこそ、

表面的な回避方法では限界がありますし
だからこそ、種を見つけないといけません。

さきほどもお伝えしました通り、
幼少期を経て、学校では集団生活
恋愛、仕事などを通じて、

色んな人との関係性によって
生きづらさの種は芽を出して
複雑に絡み出していきます。

だからこそ、カウンセラーに頼っていいんです。

僕は毒親やアダルトチルドレン専門の
心理カウンセラーですし、

僕自身も長年、DVやアダルトチルドレンの症状で
ずっと悩んできた一人です。

その中で僕が言えることは心の傷を
自分から癒していけるようになれば、
誰でも生きづらさは手放していけます。

これまで心にフタをしていたからこそ
自分らしさが分からないとなり、

対人関係にも大きな影響を与えます。

それぐらい種を見つけるのが重要なんです。

※これまで自分を苦しめていた種は
これだったんだんだなと気づくことです。

そうすると・・・私の心の中には
言葉にできない種が出来てしまっていた。

今はそれが何かわかると気づくだけでも
頭ではなく、心で気づける様になるので
少しずつ自立の心が育っていきます。

そして、もっともっと大切なことがあって、
生きづらさの種が分かるようになると、

あなた自身で適した対処が
できるようなっていきますよ。

根元に気づいていない中で
理性で抑えつけるように、

自分には価値があると言い聞かせても
心の潜在意識とはリンクしないので、

これまでと同じ過去の記憶に基づいた
考え方のままで対処しないといけなくなります。
自分を癒せるスキルを持ちましょう。

課題の分離は本当に大切です。
相手の課題を自分の課題にしないようにですね。

特に家族や、夫婦、恋人の関係性がある場合。
相手の課題と自分の課題をイコールにしてしまいがち。

でもね、ここは分けないといけない。
分けないと自分が呑まれる。

そして、自分の方が苦しくなります。

いつも言いますが、自分とは違う人という観点では
家族も他の人なんです。

僕たちは自分の道しか歩けません。

だから、私は私。あなたはあなたなんです。
これは冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、

あなたのことは無関心ですということではありません。
自分の人生しか歩けないんです。