不安は拭いきれない

よくセミナーなどで「〇〇すれば不安をなくせます」とか、
本などでも「前に進みたいのなら不安を取り除く為の方法論」などが
色々と書かれていますが、

不安の感情が自分の心にあるからこそ、僕たちは危険などを
察知しながら生きていくことが出来るし、

慎重に石橋を確認しながら進むことも出来るのです。
そもそも不安は悪い感情ではありません。

常に不安だからこそ、行動の種を与えてくれる
1つだと僕は思っています。

不安と「どんな姿勢」で向き合うべきかを知っているか、
知らないか、の違いだけですよね。

なぜなら、不安な自分もあなたの大切な一部。
だから無理に突き放そうとしても、振り払おうとしても
絶対に離れませんので、

見て見ぬふりをしてごまかしながら生きてはいけないのです。

これをほったらかしにしておくと、
不安は更なる不安仲間を招いて集団になっていきます。
とにかくほったらかしにされたくないからです。

だからこそ自分から置き去りにせず、子供をあやしてあげる様に、
あなた自身が「不安になるあなた」に対して、

「どうしたの?」と優しく問いかけて、
自分とちゃんと向き合う必要があります。
そこでまた一つ成長が出来ますからね。

突き放すのではなく、自分の心の中に、
「不安がいても良い部屋」をあなたの意志で
用意してあげることが非常に重要なんですね。

不安そのものは自分の居場所がないからこそ、
あなた自身にちゃんと気づいて欲しくて、
常日頃から心の中をウロウロしています。

あなたが自分自身の不安と親目線で真摯に向き合ってみると、
「なぜ不安になるのか?」が少しずつ分かっていくはずです。
いや、明確に分かろうとすることです。

個人的に思うのは、この本の根本のテーマでもある
「心の準備や確認が不十分」だと不安が起こりやすいのかもしれません。

例えば先行きや結果が見えてこないと不安になるし、
新しい分野や苦手なことへの対処方法が分からなくても不安になるし、

相手の出方が分かりづらかったりするのも、
不安になりやすくなりませんか?

不安は目に見えないものですから、自分の中にあるフワフワとした
不安を細分化してあなた自身で「見える化」させれば、

不安に呑み込まれることも減っていくはずです。

見える化ができたら、「だから少し不安なんだね、不安になりそうなんだね」と、
客観的な所から自分をヨシヨシとしてあげながら認めてあげること、
許してあげること、触れてあげることが大切ですよ。

このように自分から不安に声をかけてあげると
自分の中で分かることがあります。