
第1回 なぜ人は生きづらさを感じるのか?
私たちはなぜ、毎日を「生きづらい」と感じてしまうのでしょうか。その答えは、「本当の自分」と「こうあるべき自分」のズレにあります。
子どもの頃から無意識に刷り込まれてきた“期待に応える生き方”。「ちゃんとしなさい」「迷惑をかけちゃいけない」といった言葉の積み重ねが、
やがて“自分を否定する心癖い”へとつながっていきます。第1回目はこれまで1万人以上の方にメッセージを送りながら1500人の人生に向き合ってきた経験から、
生きづらさの正体をやさしく紐解きながら、「今のあなたのままで大丈夫だよ」と伝える時間をお届けします。
強制的に自己否定を止めようとしても止まらないことを許していきながら1つずつ感情に“気づいてあげること”が癒しになっていきます。
https://voicy.jp/channel/821437/6796747
第2回 自己否定のクセはどこから始まったのか?
「私なんて…」「どうせダメだし…」気づけば口をついて出てしまう、そんな“自己否定のクセ”。
実はそれ、自分の本心ではなく、子どもの頃に親や周囲から受け取った“誰かの言葉”が、
いつの間にか“自分の声”になってしまっただけかもしれません。
この回では、自己否定がどこから始まったのかを丁寧にひもときながら、
そのクセに“気づくこと”こそが、癒しの第一歩であることをお話ししています。
いきなり自分を好きになろうとしなくて大丈夫。
まずは、あなたを責めている声が「誰のものか」に気づいてみてください。
https://r.voicy.jp/LMKxGwyzVyo
第3回 “いい人”をやめたいのにやめられない理由
「NOと言えない」「また笑ってごまかしてしまった」“いい人”をやめたいのに、やめられない。そんな自分を責めてしまう人は少なくありません。
でもそれは、弱さではなく、かつて“生きるため”に身につけた知恵かもしれません。本当の気持ちを押し殺してでも、波風を立てずに生きてきたあなたへ。
その仮面を少しずつ外すために、まず必要なのは「気づくこと」。そして、いい人でいようと頑張ってきた“あなた自身”をねぎらうことです。
“いい人グセ”の背景と、やめられない心の仕組みについてお話しします。
https://r.voicy.jp/Rp9pBO7lKGP
第4回「感情を我慢する心癖」を取り戻すには?」
「何を感じているのか、自分でもよくわからない」「うれしいはずなのに、心が動かない」
「涙が出るどころか、感情が空っぽのように感じる」──
こうした“感情の鈍さ”に悩む方が、実は少なくありません。
でも、それは感受性が低いのではなく、むしろ感受性が高かったからこそ、
過去に「感じることをやめてしまった」可能性があるのです。
たとえば、子どもの頃に、泣いたら怒られた、寂しいと伝えても無視された、
感情を出すと“面倒な子”扱いされた──
そんな体験をした人は、心のどこかでこう決めてしまうのです。
「感じるのは危険だ」「感じるぐらいなら、感じないようにしよう」と。
これは、生きるための“自己防衛”。感情を切り離すことで、自分を守ってきた証でもあります。
ですが、大人になった今──何かに喜びを感じにくくなったり、心が動かないことに戸惑ったり、
「このままでいいのだろうか」と違和感を抱くようになります。
https://r.voicy.jp/ybKyv0JPmR7
第5回 ネガティブな感情は悪いこと?という誤解
「ポジティブでいよう」「前向きな言葉を使おう」
「明るく、楽しく、生きていこう」こういう言葉たちが
SNSや自己啓発の世界でもよく耳にしますよね。
たしかに、前向きな言葉には力があります。心を励ましたり、
自分に希望を持たせてくれることもある。僕自身もポジティブな言葉に
救われた経験があります。でも、ここでひとつ、とても大切なことがあります。
それは──「ネガティブな感情=悪いもの」だと決めつけてしまうと、
人は“自分の本音”まで否定するようになってしまうということです。
たとえば、こんな経験はありませんか?
・落ち込んでいたときに「前向きにならなきゃ」と自分に言い聞かせた
・悲しんでいる自分を「弱い」と責めた
・怒ってしまった自分を「大人気ない」と否定した
・不安を感じるたびに「こんなこと考えてちゃダメだ」とフタをした
こうやって、「ネガティブ=悪」と決めつけてしまうと、本来。
感じてもいい感情まで、自分で抑え込んでしまうんです。
でもね、感情に「良い・悪い」はないんです。
怒りにも意味があるし、悲しみも必要な反応です。
不安があるからこそ、備えられることもあるし、
嫉妬があるからこそ、自分の望みに気づけたりもする。
ネガティブな感情って、心の内側からの大切なサインなんです。
僕がカウンセリングを通していつも感じるのは、
ネガティブな感情に苦しんでいる人ほど、
実はとてもまじめで、優しくて、繊細で、責任感の強い人だということ。
その人たちは、こう言うんです。
「怒っちゃいけないと思うんです」
「ネガティブなことばかり考えてる自分が嫌になります」
「他人をうらやむ気持ちをなくしたいです」──
でもそれって、本当は「悪い」のではなく、
“抑えこんでしまった結果、しんどくなってる”だけなんです。
感情って、出してあげないと、どんどん内側に溜まっていきます。
そしてある日、爆発したり、無気力になったり、体の症状として出てきたりもする。
ネガティブな感情を抑えこむことが、“いいこと”ではないんです。
むしろ大切なのは、「あ、今わたし、こんな感情を感じてるんだな」って気づいてあげること。
そして、それを「悪いもの」と決めつけずに、ただ静かに認めてあげること。
たとえば、怒り。怒りは、しばしば“ダメな感情”とされますよね。
でも怒りは、「私は傷ついた」「私はそれを望んでいない」という、
自分の境界線を守るための大切な感情でもあるんです。
ネガティブな感情は、私たちの中にある“生きる力”そのものです。
だからこそ、ネガティブな感情を持ったとき、
「こんな自分はダメだ」と責めるのではなくて──
「そっか、私、今こんな風に感じてるんだね」
「それぐらい、今まで無理してたんだね」
と、自分にやさしく声をかけてあげてください。
今の“わたし”を否定しないこと。
それが、心の安心と回復への第一歩です。
感情はすべて、あなたの味方です。
どんな感情にも意味があるし、感じることはあなたの力です。
https://voicy.jp/channel/821437/6817316
第6回 「人と一緒にいるのがしんどい」のはわがまま?
人との時間を「楽しい」と感じる一方で、
なぜか心が疲れてしまう経験はありませんか?
・誰かと一緒にいると気を遣いすぎてしまう
・帰宅するとぐったりして動けなくなる
・ひとりの時間がほしいのに、それを言えない
・断ることに罪悪感を持ってしまう
このように、「人との関わり」が負担になる自分に対して、
「私はわがままなのかな」「人嫌いなのかな」と、
つい責めてしまう方も多くいらっしゃいます。
でも、そう感じることは決して悪いことではありません。
むしろそれは、あなたの心が“繊細に反応している証拠”です。
本当は、人が嫌いなんじゃない。
ただ、「人に合わせすぎて心が疲れている」だけなんです。
・なぜ人と一緒にいると疲れてしまうのか
・「ひとりでいたい」は、悪いことじゃない理由
・人との距離感に悩む人の共通点
・「わがまま」と「自分を守ること」の違いなどについて、
やさしく掘り下げてお話ししています。
あなたの“ひとりになりたい”という感覚も、
“誰かにわかってほしい”という気持ちも、
どちらも大切なあなたの一部です。
https://r.voicy.jp/6d9Ak5W1K8y
第7回 「自分の気持ちがわからない」という悩みの正体
「自分がどうしたいのか、わからない」
「楽しいはずなのに、心が動かない」
「本音で話してって言われても、そもそも自分の気持ちが出てこない…」
そんな風に、“自分の気持ちがわからない”という悩みを抱える方は、とても多くいます。
でもそれは、決して心が壊れているわけでも、鈍感なわけでもありません。
それはむしろ、幼いころから繰り返してきた「我慢」や「自己抑制」の結果として、
心が“感じること”にブレーキをかけるようになっただけなのです。
・「泣いちゃダメ」と言われて、悲しみを封じてきた
・「わがまま言わないの」と言われて、欲求を口にできなくなった
・「そんなこと言うと嫌われるよ」と言われて、本音を隠してきた
そうした積み重ねの中で、「自分の気持ちよりも、周りに合わせること」が優先されてきた方ほど、
気づけば“自分の感情の輪郭”が曖昧になってしまうのです。
https://r.voicy.jp/4p9qXXy8mlb
第8回 「人に頼れない私」を変えたいときに大切なこと
「助けてって言えない」
「迷惑をかけたくなくて、なんでもひとりで抱えてしまう」
「本当は頼りたいのに、どうしても言えない自分がいる…」
そんな“頼ることへの怖さ”に悩む方は、とても多くいらっしゃいます。
そして、そんな自分に対して「私は弱いのかな」と責めてしまう人も少なくありません。
でも、それは弱さではなく、
過去に「頼ったことで傷ついた経験」があるからなんです。
・甘えたら突き放された
・頼ったら否定された
・助けを求めて失望させてしまったという記憶がある
こうした体験の積み重ねが、
「頼ること=怖いこと」「信じたら見捨てられるかもしれない」という思い込みをつくります。
・なぜ人に頼れなくなってしまったのか?
・頼ることにブレーキがかかる心の仕組み
・少しずつ“頼れる自分”に変わっていくための具体的なステップ
・「頼ること=信じること」という視点の転換
もしあなたが今、「ひとりでがんばるのがつらい」
「そろそろ、誰かに頼ってもいいかな…」と思いはじめているのなら、
その感覚をどうか大切にしてあげてください。
“頼る”ことも、少しずつ練習していいんです。
https://r.voicy.jp/xAK6oBdbmba
第9回「寂しさを感じる」時に自分にしてあげたいこと
ふとした瞬間に感じる“寂しさ”。
・人と一緒にいるのに、なぜか孤独を感じる
・SNSを見ていて、取り残されたような気持ちになる
・理由はないのに、胸の奥が空っぽのように感じる
そんな寂しさが訪れるたびに、
「こんな自分は情けないのかな」
「寂しがるのは依存的ってことかな」
と、自分を責めてしまう人も少なくありません。
でも、寂しさとは「誰かとつながりたい」という心の自然な働きです。
それは弱さではなく、
“まだ人を信じたいと思っている証拠”でもあるんです。
この回では、
・寂しさの正体と、その裏にある「つながりたい気持ち」
・無理に埋めようとしない「寂しさとの向き合い方」
・寂しいときに自分にかけてあげたい言葉
・小さなひとりごとや感情の吐き出しがもたらす安心
などについて、カウンセラーとしての経験と実体験をまじえながら、
あなたの心が少しでも緩むような時間をお届けしています。
「寂しさ」を感じているあなたは、今まさに“人とつながる準備ができている”人です。
どうかその感情を、静かに見つめてあげてください。
https://r.voicy.jp/7GVlAPLNK0g
第10回「人の期待」に応えすぎてしまうあなたへ
「頼まれたら断れない」
「相手の期待に応えようと頑張りすぎてしまう」
「人のために動くのがクセになっていて、自分の気持ちが置いてけぼりになっている」
そんな“いい人”を演じてしまう人にとって、
「相手の期待に応えない自分」は、どこか罪悪感を感じてしまう存在かもしれません。
でも本当は──
その生き方の背景には、“愛されたい”という強い願いと、
過去に「期待に応えなければ愛されない」と思い込まざるを得なかった経験があるのです。
この回では、
・なぜ人の期待に応えすぎてしまうのか?
・「嫌われたくない」が心を縛る理由
・“期待に応えない勇気”が自分を守ることになる
・NOを言う練習の仕方と、心の罪悪感への向き合い方
などについて、実体験やカウンセリングの視点を交えながらやさしくお話ししています。
“いい人”でいようとしすぎて疲れてしまったとき、
ぜひ思い出してほしいのは、「あなたの気持ちも、同じくらい大切にしていい」ということ。
期待に応えることだけが、愛される方法ではありません。
自分の心にも、そっと応えてあげることから、本当の人間関係が始まります。
https://r.voicy.jp/Yd9eE7QO9k4
第11回「感情をうまく言葉にできない」のはなぜ?
「本当はつらいのに、うまく言葉にできない」
「伝えたい気持ちがあるのに、口から出てくるのは“大丈夫”ばかり」
「気持ちを言葉にできない自分が、もどかしくて苦しくなる」──
こうした“感情の言語化のむずかしさ”を感じている方は、実はとても多くいらっしゃいます。
でも、感情をうまく言葉にできないのは、決してあなたの能力や性格のせいではありません。
むしろその背景には、幼少期からの経験や「感情を押し込めてきた歴史」が存在することが多いのです。
・なぜ私たちは感情を言葉にできなくなってしまうのか?
・「説明できない自分」を責める必要がない理由
・“言葉にならない感情”の中にこそ、本音が眠っている
・未整理のまま話してもいい関係性の大切さ
・「断片的な感情の拾い方」と言葉に変えるための小さなヒント
今、うまく言葉にできない気持ちがあるあなたへ。
その“言葉にならなさ”を、どうか否定しないであげてください。
感情は、まず感じることがすべてのはじまり。
言葉は、ちゃんとあとからついてきます。
https://r.voicy.jp/GQVQq7aDVkW
第12回「平気なフリ」がいつの間にか癖になっていませんか?
「本当は怒ってるのに笑ってしまう」
「悲しいのに“平気”と言ってしまう」
「感情を表に出すのが怖い」──
そんな“感情を抑え込むクセ”に心当たりがある方へ、
まずお伝えしたいのは、それはあなたが弱いからでも、おかしいからでもないということです。
感情を抑えるのは、あなたが過去に
「そうしないと生きてこられなかった」
「そうすることで自分を守ってきた」
そんな“心の知恵”があったからこそ。
この回では、
・なぜ感情を抑えるようになってしまったのか?
・「感じない方が安全だった」という防衛反応の仕組み
・抑えた感情と少しずつ向き合っていく方法
・まずは“誰にも言わなくていいから、自分だけには正直に”という第一歩
・感情を否定しない関係性の中で回復するプロセス
などを、心理カウンセラーとしての視点と体験を交えてやさしくお話ししています。
「感情がわからない」「感情を感じるのが怖い」と思ったときこそ、
あなたの心は“自分を取り戻す準備”を始めています。
抑えていた気持ちは、あなたの中にちゃんと残っています。
無理に出す必要はありません。まずは「気づいてあげること」から、
少しずつ始めていきましょう。
https://r.voicy.jp/jwmYBEJJ91a