LUNESEAは凄いバンドだ!

今日は人間関係の話をバンドに置き換えて
お話をさせて頂きますね。

僕は元々BOOWYが小学校6年生から大好きで、
その名残りで布袋さんのソロにハマるのですが、

高校2年生の頃にROSIERという曲で
LUNASEAというバンドを知りました。

よく友達がカラオケで歌ってたな~(笑)

この後にGLAYやJUDYANDMARYとか
王道のJ-POPなども、あなたと同じ様に、
僕も良く聞いたりする事になるのですが・・・

ただ、何となく布袋さんのロックを聞いていると
当時の硬派なバンドマンだった僕は・・・

Xをはじめ、LUNASEAやGLAYの
ビジュアル系のロックバンドを認めつつも、
何となく傾きたくない頑固さがありました。

今は超大好きです(笑)

なので、布袋さんのコピーに飽きてからは、
邦楽ではJUDYANDMARYの方をやりだします。

まぁ、そんな余談はいいのですが、
なぜ、今日LUNASEAをテーマにして、
メルマガを書いているのかと言うと・・・

LUNASEAの人間味あふれる道のりが素晴らしすぎる

メンバー同士の人間関係を乗り越えてきた
壮絶なドラマがある凄いバンドだからからこそ、

今日の題材にさせてもらいました。

このバンドは他と比べても紆余曲折が
本当に凄まじくてですね。

なんだかんだありましたが、
メンバーチェンジもなく30周年です。

メンバーチェンジがない部分に関しては
GLAYなども同じなのですが、

LUNASEAほどのドラマがありません。

1997年の絶頂期に1度休止をしてから、
個々でソロ活動をして1年後?ぐらいに
また活動を再開しましたが、

あまり長くは続かず2000年に解散・・・

でも、解散してもファンクラブは閉鎖せず
ずっと無くなりませんでした。

まず、これがめちゃくちゃ凄い事なんですよね。

いつか必ず復活があると事務所も、
ファンも信じていた訳ですから・・・

そこから7年後に、1夜限りの復活もありましたが
それでも再結成に至る事はありません。

それを口にした瞬間。直ぐに壊れるぐらいの
関係性だったということですね。

そのぐらい人間関係の修復が追い付いていない状態。

でも、2010年になってからLUNASEAは、
本格的に再起動という形で動き出す事になります。

その中で人間関係の本質を知れる動画あってですね。

当時、ドリカムの中村さんが司会をしていた
音楽番組の中で、LUNASEAのメンバーが、

それぞれ正直に当時の心境をはじめ、
仲が悪かった時の話をしています。

超貴重な映像というか、LUNASEAを知らない人も、
人間関係の難しさや奥深さが分かる映像です。

ドリカムの中村さんも同じミュージシャンだから
ヘビーな質問をぶっこんでいます。

僕もバンドを15年してきたからこそ、
共感出来る所がたくさんありました。
↓ ↓ ↓

ここで、ギターのSUGIZOさんが
素晴らしい事を言われます。

「若さゆえに心が未熟だった事もあるけど、
感謝の気持ちを忘れていた。」

「一緒にいてくれてありがとうが、
大前提のはずなのに・・・」

「メンバーの全員が自分なら、
もっとやれる過信があったと・・・」

ドリカムの中村さんも言ってますが、
バンドって人生と同じなんです。

いや~ ほんと分かるな~

誰もが音楽で食べていきたい!
売れたい・モテたいという
ハングリー精神から、

必死になってメンバー集めて、
バンドがスタートしていきます。

特にLUNASEAの場合は、
僕たちの時代もそうだったのですが、

音源をカセットテープにして
無料配布しながらのスタートです。

小さなライブハウスからはじまり、
少しずつ地方を周り、苦楽を共にしながら
コツコツとのし上ってきたバンドですから、

今みたいにインフルエンサーや、
SNSの何かをキッカケにして、

曲が一気にバズったみたいな
そんな現象も起こせません。

本当に地道に、真面目に世間の目も気にせず
必死に音楽と向き合い続けて勝ち取った
メジャーデビューからのバンドです。

それもあるからこそ、物凄く売れてから、
一人ひとりが、やっと辿り着いて見える景色から
得られる幸せが何となく違ってて、

あの頃との心境のギャップが、
かなり大きかったのだと思います。

お金は入っても、大好きな音楽を楽しめない。
ビジネスとしか動いていない気がするみたいなね・・・

当然ビジネスなんですけど、
あの時、夢見ていた景色とは違うのです。

沢山の関係者が絡んでいく事になるから・・・

メンタル心理カウンセラーだから分かること

だからこそ何となく燃え尽き症候群になって、

心のどこかでもうバンドはいいかなと思ったり、

メンバーで集まっても新曲やアルバム制作や、

プロモーションの話ばかりで息苦しい・・・

LIVEをするとなっても、5人だけの話じゃなく、
ドームの予約や打ち合わせに追われるばかり・・・

そんな中で曲は作らないといけない。練習も必要。
雑誌の取材、テレビの出演、ラジオの出演などなど
とにかく気が休まる時がない。

そして、色んな大人が数多く関わる事になる
大きなプレッシャーが圧し掛かる中で、

メンバーと音楽を奏でないといけない・・・
それが苦痛になっていく・・・

あの時、自分が思い描いていた景色に
自分は辿り着いたはずなのに・・・

なんで、心の底からメンバーに感謝出来ず、
自分はイライラしてしまうのか?
色んな背景が見えます。

だからこそ、お金以上に人間関係なんです。
仕事も、家族も、プライベートも全て・・・

僕はバンドの中でリーダーをしていました。
メンバー同士の仲介が役割です。

なんで、仲介役になるのかと言うと・・・

意見のぶつけ合うのが平行線になると、
スタジオの中でも、スタジオの休憩中も
お互い話をするのも嫌になるからです。

なので、仲介役の僕が居ないといけません。

「まぁまぁ、気を取り直してファンの為に・・・」

「気持ちは分かるけどさ、年上なんだから」とかね。

「とりあえず、どっちの意見もやってみよう」

「言っている事は間違っていないけど、一回やって考えよう」

「さっきのは良かったよとか、ありがとう助かったよ」など

こんな感じで仲介役を引き受けないといけません。

僕はプロになる事は出来ませんでしたが、
バンド活動をしてきた僕の15年は、
仕事以上に大きかったと思います。

何を1番学べたか?は、人間関係の難しさと大切さです。
だからこそ、仕事にも活かせた気がします。

これって、恋人同士や夫婦関係と
何となく似ていると思いませんか?

だいたいバンドをはじめる人間って、
目立ちたい、表現したい、モテたいなどが
前提としてあるので、

みんな自分軸なんです(笑)

バンドはじめの頃なんて、まぁひどいものでして、
周りの音量気にしない。指摘したら直ぐムスくれる。
リズム気にしない。ボーカルの事なんて全く関係ない。

ボーカルからしたら楽器の音が大きすぎて、
自分の声が聞こえませんから、
練習にすらなりませんよね。

なので、ボーカルが全員の音量を下げてと言えば、
いや、楽器の音に負けるなよみたいな屁理屈です。

もうお話になりません(笑)

でも、どのバンドもそうやって育っていきます。

バンドって2種類のパターンがある。

例えば、サザンやミスチルの場合などは、
桑田さんや桜井さんの才能に、

メンバーが惚れこむので、
結構まとまっていくのが早いです。

優先すべきはボーカルの才能と、
ボーカルがどう表現したいのか?

ここを尊重しながら、
楽器隊が肉付けをしていきます。

逆に削りまくる時もあります。

でも、僕のバンドもそうでしたが、
LUNASEAみたいに個々のアイディアや
周りの意見とぶつかり合いながら、

全員で曲を作っていったり、
アレンジ作業に入っていくと、
とにかくバチバチです。

練習が終わっても、会話すらせず
そのまま帰る時もあります。

なので、こういう時に限って
必ず仲介役の僕にメールや電話が来ます。

僕は、どっちが言っている事も分かるよと
リーダーとして調和を目指して仲介です(笑)

10代~20代の時は、人間力が足りていないのと、
相手を尊重しながら物事を進めるスキルがないので、

毎回、毎回、一気に嫌なムードになったり、
逆にカチッとハマると、急に良いムードになったり、
これらの繰り返しです。

ただ、ここに行きつくまででも、
各メンバーが担当楽器を、

ある程度は演奏出来ないといけません。

これがないと個人のスキルに対して
練習不足を言われはじめていきます・・・

大変でしょ?(笑)

でも、本人が一生懸命やっている姿を見ると
練習しているのか?とは言えなくなっていきますし、
お前はセンスないよとも言えないでしょ?

こうなると、今度はバンドの為に脱退してもらうか?
いや、初期メンバーなんだからそれは違うでしょ?とか、
そういう葛藤が出てくるので、

メンバーそれぞれが悶々としていきます。

またLIVEのチケットを売る時の姿勢や、
誰が何枚売ったとかでも、やる気や努力の部分で
喧嘩が起きる事も多いです。

レコーディングの時とか、もう最悪ですよ(笑)

全員が一人ひとりの演奏を見て、聞いて、指摘しながら
何度もやり直しをしながら完成していくのですが、

それが終わって全体の曲として聞いた時に、
ここはもう少しギターの音を大きくとか、
ベースを下げてとか、

ドラムのシンバルがちょっとうるさいかもなど、
みんな言いたい放題です。

ここでまたレコーディングスタジオ内の
雰囲気がめちゃくちゃ悪くなります(笑)

こういう事の繰り返しなんです。

この色んな積み重ねに耐えれなくなると、
バンドって運命共同体なので解散となり、

解散理由の定番は音楽性の違いが挙げられますが・・・

冒頭でお伝えしたさっきの動画で、
SUGIZOさんが言っている通り、
音楽性なんて最初から全員違うのです。

あくまで建て前で、一緒にやっていく事が無理。
顔も見たくないが本音なんです。

だからこそ、LUNASEAの軌跡は
めちゃくちゃ素晴らしいと思います。

ここまであからさまに話をする
プロのバンドはいないので・・・

相手があってこその自分。
考え方・受け取り方・捉え方を変えれば、
自分を変える事は出来るはずですし、

お互いが感謝し合えれば・・・

お互いを尊重していけば・・・

片方が対応力を身に付ければ、
回避出来る事がたくさんあります。

まずは聞いてあげる、そこから質問をしてみる
この基礎があって話し方・伝え方が活きるのです。

TMレボリューションの西川さん知ってます?

ダウンタウンとのやりとりが面白くて、
芸人に嫉妬されるミュージシャン(笑)

地元滋賀でイナズマロックフェスなどを
主催されるぐらいパワーがある方です。

この西川さんはルイ・マリーという
ビジュアルバンドを昔組んでて、

LUNASEAと同期みたいな感じで
苦楽を共にしてきた仲なんですよね。

この動画見ると、西川さんがどんな思いで
這い上がろうとしてきたのか?

またLUNASEAとの絆や思い出が見えて
お互いが積み上げてきた人間味が分かりますよ。
↓ ↓ ↓
西川さんとLUNASEAの絆

PS

LUNASEAがコロナの時に作ったこのMV
僕、ファンの一人として号泣しました。

ZOOMの機能もあっ晴れなのですが、
このアイディアが素晴らしい。

ユニークで、面白い作り方ですし、
曲も素敵です。終わり方が最高!
↓ ↓ ↓