松野です。いつもありがとうございます。
今日は亡くなった母の誕生日でもあり、
月命日の日でもあります。
母ちゃん、この世の中にはいないけど
誕生日おめでとう！
父ちゃんは認知症が悪化していくばかりで
母ちゃんの名前もやっと出てくるぐらいです。
誕生日の日にちも思い出せない様になったけど、
どんな父ちゃんでも、あんたの父ちゃんには
代わりはないのだから、
これまでの事を恨むな、むしろ助けてやってくれと
あなたに頼まれてから、今日という日を迎えています。
早いもので、もう５年も過ぎたのだなと思っています。
あなたが僕に与えた命の時間。
この最後に過ごした約２年の「命の時間」は、
僕に大きな財産を残してくれたと思っています。
幸せは手に入れるものだと錯覚をしてはいけない。
幸せは追いかけるものではない。求めるものでもない。
幸せは気づくことなんだと・・・
一生、忘れることはないと思います。
僕は家族みんなで墓参りに出かけて、
この世には居ない母ちゃんの誕生日会を
家で行っていると思います。
僕がパナソニックに勤めている頃。
「あ～今日は〇〇店長がいらっしゃる日で
「何時に帰れるか分からないな～」
「あ～もう大変。大変。」
「あ～嫌になっちゃうな・・・」と、
朝からグチグチ言っていると、
母ちゃんから、
「朝起きれる事から、感謝が出来ない人間が」
「得意先に対する愚痴ですか？」
「そんな人間が良い一日を過ごせるとは」
「おだん（私）は思わないけどね～」と、
これは本当に良く言われてきました。
「朝起きたくても、起きれなくなる人だっている。」
「朝起きたくても、亡くなる人だっている。」
そういう人たちの事を考えて、朝起きなさいと
何度も、何度も小さい頃から言われてきましたが、
「中卒のお前に、俺の仕事の大変さが
分かる訳がないだろうが？」と、
中学から成人を迎えるまでは
本当に反発していました。
そもそも、親に対してお前とか、てめえとか
おんぶにだっこで育ててもらってきた分際で、
良くそんな事を平気で言えたものだな・・・と、
本当に母ちゃんごめんね。
今では僕は、自分の事は僕・私と言いますが
友達の前では俺、家でも俺、仕事の時だけ僕や私と、
自然に切り替えるのが当たり前だったのですが、
人生の恩人に人を見ながら切り替える事って、
男としてダサいぞ。僕で統一すれば楽になるよ？と
色々と教えてもらって、
そこから、自分の事を僕と言うのが
僕にとって当たり前になりました。
人は「出逢い」で人生が大きく変わります。
ただ、自分の中で学ぼう、気づこうと思わない限り、
そして、教えてもらった事を実践していかないと、
宝の持ち腐れとなります。
何かあれば、誰かと、家族と衝突する度に
性格だから仕方がない、性格だから直らないと
自分を肯定しようとして諦めます。
もちろん、性格は生まれ持ったものです。
変える事が出来ません。
ただ、考え方なら変える事が出来ます。
ひとえに考え方と言っても、受け取り方、捉え方。
そして、日々の出来事に対する答えの導き方。
ここがひねくれるか、素直になれるかで、
自分の人生って、大きく変わっていきます。
特に男性の場合。
家族を養う立場になる事がほとんどですから、
心の器を広くしていかないといけません。
僕も人生の恩人たちから叩き込まれていくまでは、
小さなお茶碗ぐらいしかありませんでしたが、
今は、「どんぶり茶碗」ぐらいまでにはなれたかな？と
自分なりには思っています。
ただ、僕が尊敬する人生の恩人でもある方々は、
学校の給食に使われる鍋ぐらい器そのものが
大きい方々ばかりです。
大半の方が会社を経営されているので、
辛抱を受け止める強さを持っているからこそ
器が大きいのだと思います。
※世の女性は「男の器」を試していますよ？
少し話が変わりますが、僕のいとこの兄ちゃんは
元ヤクザです（笑）
１６歳でヤクザになりました。
そして、組から連れ戻す為に僕の父ちゃんと
父ちゃんの姉（いとこのお母さん）の２人で、
ヤクザの事務所に乗り込んで行くのですが・・・
うちの父ちゃん以上に、いとこのおばちゃんは
ま～凄くてですね。根性の塊みたいな人間でして（笑）
政治家すら動かすぐらいの行動力があり、
中身は完全に男です（笑）
うちの父ちゃんとも、誰が小さい時に
世話してやったと思っているんや～と、
良く父ちゃんと喧嘩をしていたのですが、
もう喧嘩というレベルではなく、
殺し合いになるのではないか？と
小さいながらに思うぐらい凄まじいおばちゃんでした。
僕も中学の時に、父ちゃんが仕事で来れない時に
母ちゃんじゃなく、おばあちゃんが乗り込んできて
どれだけ怒られてきたか分かりません（汗）
そんなおばちゃんですから、いとこのにいちゃんを
素人に戻す為に、ある日を境に警察と話合いを行い、
うちの父ちゃんと２人でヤクザの事務所まで足を運び
事務所の入り口に、うちの父ちゃんを見張りに置いて、
女一人で事務所に入って行ったそうです。
父ちゃんは俺も付いていこうか？と、
おばちゃんに言ったらしいのですが、
私一人で充分だと威風堂々と事務所がある
２階に上がっていったそうです。
組長さんと話を行い、いとこのにいちゃんを
無事に連れ戻して警察に行ってからが、
これまでおばちゃんが暴れまくったみたいで
自分が履いているハイヒールを両手に持って、
いとこのにいちゃんをボコボコにしたそうです。
あまりにやり続けるものですから、
４課の刑事さんと父ちゃんで止めたそうです。
そこから、いとこの兄ちゃんは
地元にいるとまずいという事になり、
美容師になる為に東京に行きました。
最初は弱音を履いていたそうなのですが、
おばちゃんが１歩も引かず、
人生をやり直したいのなら国家資格をとって
一人前になってから弱音を吐きやがれ！と一蹴し、
そこから一生懸命頑張って、今もなお東京２３区の中に
お店を構えて家族と暮らしています。
お店を構えるだけではなく、僕と同じ様に
美容師のコンサルを行っておりまして
全国を駆け巡っています。
僕が独立してから東京に住んでいた時に
３０年振りぐらいに会ったのですが、
僕の姿を見てとても喜んでくれました。
多分８～１０歳ぐらい年齢が違うのですが
本当に喜んでくれたんです。
その時に、いとこの兄ちゃんに言われました。
正寿いいかい？お母さんを大事にしないといけんよ？
そもそも女性は偉大なんよ？だから女性に対して
紳士で、謙虚でありなさい。
いつも優しい人でありなさい。笑ってあげなさい。
女性がいないと僕たちはこの世に存在出来ない。
だからありがとうと感謝を持っておきなさい。
結婚したら大変だと思う。我慢はしなくていいけど、
男なら辛抱をしなさい。それが男やぞと。
辛いを抱きしめられる器を持ちなさい。
それが辛抱なんだよ。
それが家族を養う男の役割と使命なんだよと・・・
そんな感じの話をしてくれました。
とにかく本を読みなさい。本を読まずに生き残れる
そんな甘い時代じゃないよ？
会社を立ち上げたのなら、尚更本を読みなさい。
だからこそ今があると思えるからと言ってました。
それは本当に良く分かります。
あ～やっぱり人生の恩人達が僕に教えてくれた事は、
女性を支えて、守ってあげられる男になる事が
本当の意味での強い男なんだなと、
この時も、改めて実感しました。
僕は人生の恩人たちとの出逢いにより
本当に色んな事を教えてもらいました。
話をしてくれる事をメモやノートに書いて、
次の日から活かせる様にしようと考えると、
次の日が訪れるのが楽しみに変わっていきました。
たくさんの恩人たちが触れてきた本を
教えてもらっては、また新しい気づきや学びがあり、
それを仕事に活かしていったお陰で、
僕は人格そのものが必然的に変わっていった
そんな気がしています。
本から学んできた事を日常生活の中で
どんどん活かす様にすれば人は変われます。
成功者たちが〇〇の本を読んで
自分の人生が変わったと言うのは
嘘でもなんでもありません。
事実です。僕もそうでしたから・・・
本を読んだぐらいで人生が変わる訳がないと
胸を張って言っている方は、
残念ながら読んだだけで終わっています。
それを実践しないから成長が止まるのです。
良く考えてみてください。自分の人生経験値だけで
補えない事ってめちゃくちゃありますよね？
特に自分との向き合い方、相手との向き合い方。
人間が一番悩む対人関係そのものは、
伝え方、捉え方、受け取り方で変えれます。
どんな社長でも、社長室には数えきれないぐらいの
本がたくさん並んでいます。
なぜでしょうか？
社長や個人のオーナーは孤独です。
だからこそ、色んな本を読んで学び、気づき、
心が折れそうになる時は、当時を思い出して、
自分を奮い立たせる為に本を読みます。
そうやって僕も教えてもらってきました。
だからこそ、今があると思っています。
有難い事に今では僕も著者の一人です。
未だに著者という実感はありませんが（笑）
でも、ようやく書籍化のタイミングになりましたので
僕が人生の恩人から与えてもらった数多くの教えと、
そして、亡くなった母が大事にしなさい！と、
何度も僕に与えてくれた生き方を、
１つにまとめた本を作りました。
本来なら１２月に命の時間と同時だったのですが
覚悟の準備は、一人でも多くの方に届く様にと、
出版社さんからのご意向で、
これまで無料で公開をしてきましたが、
今月の２６日から本屋さんに並んでいきます。
まだまだ全国の書店さんから、
沢山注文を頂ける著者ではありませんが、
これからも精進していけたらと思っています。
覚悟の準備は出版社さまの方で
アマゾンから予約購入が出来る様に
既になっています。
お手元に届くのは２６日からになりますので
どうか宜しくお願い致します＾＾
既に無料版を見てくださった方も、
また本となれば見え方も変わると思いますので、
既に見られた方も、まだ見られていない方も
あなたの本棚にある１つの本として、
「覚悟の準備」を並べてもらえると幸いです。
そして、ほんの少しかもしれませんが、
僕が与えてもらった気づきと学びなどが、
１つでもあなたのお役に立てたら、
著者としてこれほど嬉しい事はありません。
お互い「自分の名前」で生きていきましょう！
いつもありがとうございます！
年末にもう１冊というお話を頂いていますが、
まだまだ作り上げないといけない仕組みが
色々と重なっているのもあり、
有難いお話なのですが
流石に難しいかなと思っています。
でも、去年もそんな事を言いながら
仕事や介護をしながら２冊書いたので、
人間やれば出来る！という事もありまして、
キャパオーバーが、自分の器を広げてくれます。
僕にとって、２０１４年から２０１６年までの
親２人の癌介護という現実を経験したからこそ、
強くなれた気がします。
おそらく、３０代で親が同時期に癌になり
在宅介護の生活を男一人でやり抜いたのは、
僕しかいないと出版社さんが言われたいましたが、
親とガチンコで向き合えた時間は、
僕にとって財産でしかありません。
だからこそ、よほどの事がない限り
僕が怒る事はありません。
そもそも、女性に対して偉そうにするなと
母ちゃんから叩き込まれてきたので、
女性の誰もが偉大な存在です。
いざという時は、女性の方が強いですしね（汗）
男が一歩下がるぐらいがちょうど良いですよ。
ＰＳ
女性は偉大な存在だと発信していくと、
松野はフェミニストか？と言われますが、
いやいや、女性がいないと僕たちは
この世に存在出来ないですからね。
自分の命をかけて、子供を産んでくれる女性に
男が偉そうな事は言えないのです。
祖母に対しても、奥さんに対しても、彼女に対しても
偉そうな事は言えません。
今なら良く分かります。
