心の本音に寄り添うカウンセラー
ライフコーチの松野です。
どの時代になっても社会人になると
不機嫌ハラスメントばかりで
悩む方が多いですね。
仕事なら上司、同僚、後輩などなど・・・
プライベートなら夫嫁同士、親子、親族関係、
特に職場のフキハラで悩んで
最悪会社を退職される方もいます。
職場でのハラスメントは
厚生労働省に相談ができます。
ハラスメントの相談
ただ不機嫌ハラスメントって
パワーハラスメントになる
1歩手前の部分になるので、
そもそも当人がフキハラである事に
気づいていない人も多いです。
気づいていないからこそ例えば・・・
何だかよく分からないけど、
あの人ってちょっとした事で、
すぐ機嫌が悪くなる感じがするんだけど、
なんか私がしたのだろうか?と
こんな風に周りを思わせています。
この傾向は受け手の方がHSPであれば
特に思われている傾向が強いです。
普段からフキハラをしている人って
少しずつ損をしているんですね。
なんとなく人が離れている感じがするなら
フキハラになっていないか?
主語を自分にして考えることも大切です。
自分の思い通りにならないと不機嫌になる
宜しいでしょうか?大ごとにならない内に
大切な事をお伝えします。
フキハラをしている方の多くって、
原因が相手にあると思い込み過ぎています。
つまり、べき論が強い傾向があります。
自分の思い通りに人を動かそうと思って
イライラのトリガーが多いんですね。
でもちょっと待ってくださいね。
相手をコントロールする事は出来ません。
「相手の指よ動け!」と強く念じても
当然ながら動きませんよね?
当たり前のことなんですが
職場や家庭内でよくあることなんです。
僕たちがコントロールできるのは
自分の内側の部分だけです。
不機嫌な状態で自分の意見や
主張を述べたとしても、
相手には不機嫌な事しか伝わりませんし
主張も残りませんからね。
そもそもフキハラとは?
俗に言われる不機嫌ハラスメントは、
通称「フキハラ」とも呼ばれている
昔からある不機嫌からのパワハラです。
自分の不機嫌から相手に対する態度、
罵声や暴言を吐いて傷つけます。
職場では上司や同僚がわざと
嫌味や皮肉な事を言って
相手に当てつけしたり、
時には物に八つ当たりをする事もあり
れっきとしたパワハラ行為です。
不機嫌になりやすい人の特徴
例えば仕事の内容について
指摘やアドバイスを受けているのに、
自分自身を否定されている
認めてもらえていないと勘違いをして、
1日の中で一人でイライラしながら
怒りを増幅させて場の空機を悪くします。
心が幼い証拠です。困ったものです。
また完璧主義な傾向にある方にも多く
なぜ、こんな事も出来ないのか・・・と、
相手に幻滅したり、怒鳴ったりして
ずっと不機嫌になる事が多いです。
特に自分の「べき論」の意見が通らなかったり、
自分軸で物事を考えて損得勘定ばかりで
いつも行動をしている人ほど、
基本的に不機嫌になりやすいです。
なので、周りの人からすると・・・
〇〇さんのトリガー(引き金)がどこなのか?
良く分からないと思われてしまいます。
フキハラを相手に平気で行う人のメンタル
基本は自分のメンタルが不安定で
本来は自分に原因があるにも関わらず、
不機嫌になる理由そのものを、
相手や環境のせいにしがちです。
常に環境や人のせいにする事しか出来ない人は、
倫理観や道徳観の基準が非常に低いので、
不機嫌な人とコミュニケーションを行う上では、
あねて同じ目線や立場になって考えてあげる事も
時には必要なのですが、
相手のマインドレベルを同じにしてまで
対応する必要はありません。
倫理観・道徳観が圧倒的に違うので
根本のマインドまで合わせて対応すると
自分自身が不機嫌になります。
なので、相手との距離感は変えて大丈夫です。
フキハラが当たり前の人は
必然的に人が離れていく
不機嫌になりやすい人は、
自分軸で物事を考えていること
また相手や環境のせいにしやすいことは
ここまで読んでくれたあなたは
もう分かられたと思います。
更に理想やプライドも高い上に
自分の弱さを認める心が育っていません。
つまり人が離れた出来事が起こっても、
自分にも原因があったと思えず、
裏切られたと思う人も多いのです。
自然と疎遠になっていったのならまだしも、
自分がフキハラを続けた事によって、
自分の人生にとって大切な人が、
必然的に離れようと決意をされると
自分が相手に与えた反動はいつか必ず
自分の因果として反動が返ってきます。
フキハラから起こる因果応報
フキハラが強い方は、常に周りに気を使わせたり、
何かある度に相手から機嫌を取ってもらわないと、
昔から落ちつけなかったりします。
なので自分の機嫌を
自分で取るスキルがありません。
勝ち負けにこだわり、認められたくて
その割に見栄が邪魔をして素直じゃありません。
本来であれば相手からの承認を得る為には、
ありのままの自分を認める心が必要なのですが、
これがそう簡単に出来ないのです。
なぜなら自分自身が傷つきたくないから・・・
フキハラをする事で自分の鎧をまとって
人に八つ当たりをするのが当たり前になったら、
先程お伝えした通り、
その人に関わってくれる人たちも、
神様ではありませんから、
嫌悪感を抱く事が増えてしまえば、
当然ながらいつかは限界が来ます。
必然的に人が離れる時です。
結局は、あの人はいつも不機嫌と思う人や
思わせてしまう人が増えていくだけ、
少しずつ孤立していきます。
与えるでも奪うでもなく
与え合い続けることが
本当の意味での調和です。
不機嫌な人への対応方法はある?
まず、自分が身に覚えがない事で
相手が不機嫌だったら、
あえて、何かあったのか?を聞いてあげること
更に、自分に原因があるのかを聞いてあげること
つまり、対応する時のあなたは一時的に、
嫌な気持ちになるかもしれませんが、
自分の器の広さが試されている時です。
相手のレベルに意識を合せても
そもそも会話になりませんし、
会話ではなく対話になる様に
冷静に笑顔で対応しましょう!
※対話とは?
どうすれば不機嫌から解放されて
冷静になって物事と向き合い、
これからどうすべきかを考えられるか?
もちろん、本来であれば不機嫌な方は
ほっとけばいいんです。
あなたのせいで相手は不機嫌な訳ではなく
自分のせいでと思い込まなくてもいいです。
そもそも自分の機嫌を自分で取れない人は、
自分自身の承認欲求が満たされていない所から
思い込みを増幅させて、
自分勝手にイライラしています。
つまり不機嫌は相手の課題であって
あなたの課題じゃありません。
そういう人とは距離感を考えて
基本的に付き合わなくていいのです。
付き合わなくてもいいのですが、
仕事や夫婦の場合はそうはいきませんよね?
だからこそ、自分の寛大さや寛容さを魅せる事で
相手に気づきを与える事が重要になります。
不機嫌ハラスメントの治し方
逆に自分が相手にフキハラを行っている場合。
そうかもしれないと気づきはじめて治そうと
思い始めた時はどうすればいいのか?
まずは完璧主義の考えを捨てることです。
完璧な人なんていません。
なぜなら既に誰もが完璧の状態だからです。
完璧を目指したいなら更に付け足すではなく
劣等感を削ること、
完璧の所からマイナスしていくことです。
もっと心を身軽にしないといけません。
不機嫌ハラスメントの傾向があると感じる方は
仕事なら責任者やリーダーの方だと思います。
不機嫌になりたくないなら自分の機嫌を取りましょう。
直ぐに出来る事は相手に期待しないことです。
相手に期待しすぎるから、相手の理想像を
どこかで求めているからこそ不機嫌になるのです。
詳しい内容はこちら・・・
期待しない方法。相手がいるから
仕事や恋愛も含め自分を守る練習
不機嫌な方とは会話じゃなく対話
さきほどもお伝えしましたが、
不機嫌な人ほど会話が成立しません。
そもそも会話は友好的な関係性の中で、
ある程度、お互いの性格や特徴を捉え、
抽象的で浅い話でもだいたい分かるのが
日常の会話として成り立ちます。
このスタイルで不機嫌な方とは
普通に考えたら会話は成立しません。
なので、あなたは対話の姿勢を持って
不機嫌の方とは話をした方がいいです。
要は傾聴の心でいることです。
反発しても立場で物言いが変わります。
反発から増幅して人間関係も悪くなるので
一旦聞き手に回る事が大切です。
その中で自分の考えと相手の考え方の
間にある落とし所をどこにするかを
調和を目的として導く事です。
会議も議論ではなく対話です。
相手が一方的な言い方だとしても
少しでも気づきを与えられる様に
まずは話を聞いてあげる事です。
そして言いたい事は分かりますという
相手に対する承認をする事が大切です。
例えば・・・
そう思ってしまう気持ちも分かるけど、
こういう風に考えてみる事に対しては
どう思いますか?とか、
また誰かのせいにしている愚痴だったら
〇〇さんも色々あって忙しかったかもしれないから
誤解を与えてしまったのかもしれないねなどなど
とにかくマインドレベルを同じにして
言い合いみたいになると収集がつきません。
職場の場合は他人と仕事をしないと
会社として成り立ちませんから、、
話の落とし所はどこなのか?
どっちが正しいとか間違いではなく
調和をさせる事が大切ですよ^^
相手との距離感を大切にすること
相手の存在を無視した様な対応をしていると、
逆に妬みや僻みを増幅させてしまいます。
適度な距離感と付き合い方を変える為には、
自分の考え方を柔軟にして、
相手の尊厳を守りながら対話する事です。
性格は変えられなくても
考え方は変えられるのです。
自分一人の空間の中でイライラして、
不機嫌になってもらうなら別に構わないのですが、
社会の中で関わっていく存在である以上、
不機嫌になる出来事があっても、
職場や家庭内の事で不機嫌になる人は
本当に場の空気を壊してしまいます。
それが自分が原因ではなく相手の行動や
言動から不機嫌になる自分軸の方がほとんど。
器が小さいと思われるだけなので
本当に気づけた時には大切な人たちが
いつの間にか離れているかもしれません。
ただですね。不機嫌な人と
分かり合う事は出来なくても
分かり合おうとする事だけは
同じ空間にいる以上は必要です。
社会人であれば自分の機嫌は
自分で取れる人にならないと
自分自身も成長していきません。
つまり、自分自身の捉え方を
コントロールする事が出来ないと、
今度は自分が誰かにフキハラをする
可能性だってあります。
なので負の連鎖をもらわない為にも
相手の不機嫌に合わせて不機嫌にならないこと。
僕たち人間は、自分の人生経験だけでは
メンタル調整にどうしても限界があります。
だからこそ常に学ばないといけませんし
本を読んだり、僕たちが行っている様な
人生相談が出来る人を見つける事も必要な時代です。
不機嫌な人が目の前にいる時は
不機嫌になると人が離れていく事や
イライラはイライラしか生まない事を
わざわざ自分の為に教えてくれる為に
その人が存在していると思えるぐらい
感謝できる器を育てていきましょう!