生きづらさを手放す心理カウンセラー、松野です。「自分なんかいない方がいい」と思うほど苦しいときは、その考えを一人で抱えたまま、無理に前向きになろうとしなくていいとお伝えしたいです。あなたが今感じていることは、あなたの存在価値を決める証拠ではありません。
今、安全を保てないと感じる方へ
自分を傷つけそう、今すぐ危険がある、具体的な行動を考えている場合は、この記事を読み進めるより先に、近くの人に助けを求め、緊急時は119番などの救急につながってください。電話やSNSで相談したい場合は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」相談窓口一覧から、今使える窓口を選べます。僕のLINE相談は緊急対応や医療の代わりにはなりません。
自分がいない方がいいと感じるときに知ってほしいこと
仕事で失敗した、誘われたのに自分だけ場違いに感じた、家族から否定された。そんな出来事のあとで「自分は必要とされていない」と感じることがあります。でも、「必要とされていないと感じること」と「本当に必要とされていないこと」は同じではありません。
苦しさが強いと、ほかの人の表情や返事を否定的に受け取りやすくなる場合があります。ただし、こう感じる原因をすべて幼少期の経験や思考の癖で説明することはできません。今の人間関係、疲労、心身の不調など、複数の事情が重なっていることもあります。
僕自身も中学生の頃に似た思いを抱えていました
僕は以前の記事で、中学生の頃に家庭内の暴力やいじめが重なり、「自分なんかいなくても誰も困らないのでは」と感じていた経験を書きました。人と一緒にいても、自分が人数合わせのように思えた時期もありました。
その頃の僕は、笑顔でいることや人の期待に応えることを頑張っていました。でも、外から元気そうに見えることと、心が安心していることは別です。ここに書いたのは僕自身の公開済み経験であり、読者の皆さんの原因や回復経過が同じだという意味ではありません。
今の苦しさを少し分けて考える
気持ちがいっぱいになっているときは、答えを出すよりも、今起きていることを三つに分ける方が役立つ場合があります。
| 分けるもの | 具体例 | 次にできること |
|---|---|---|
| 起きた事実 | 誘いの返事が遅い | 返事が遅い理由は未確認と考える |
| 浮かんだ考え | 自分は邪魔なのかも | 考えを事実と決めつけない |
| 今必要な支え | 一人で考えるのがつらい | 信頼できる人や相談先につながる |
無理に「自分は愛されている」と言い聞かせる必要はありません。まずは「今はそう感じるほど疲れている」と認め、苦しさを少し外へ出すところから始めてください。
誰かに伝えるときは短い言葉で構いません
相談しようと思っても、うまく説明できないことがあります。そんなときは、たとえば「最近、自分がいない方がいいと思うほど落ち込んでいる。少し話を聞いてほしい」「一人でいるとつらいので、今日はそばにいてほしい」と伝えるだけでも構いません。これは送信例であり、実際の相談者の発言ではありません。
家族が安心できる相手とは限りません。友人、学校や職場の相談担当、地域の窓口、医療機関など、自分が比較的安全に話せる相手を選んでください。誰にも相談できないと感じるときは、誰にも相談できない悩みを抱えたときの記事も参考になります。
ここで少しだけ自分の気持ちに目を向けてみませんか?
10の質問で、今の自分を振り返る無料でセルフチェックを開く 登録不要・答えにくい質問は飛ばせます
医療上の診断ではなく、自分を理解するためのセルフチェックです。
心の状態によって相談先を変えていい
不安や落ち込みが続く、眠れない、食事が取れない、学校や仕事へ行けないなど生活に影響が出ているときは、医療機関で相談してください。死にたい気持ちや自分を傷つけたい気持ちがある場合も、早めの専門的な支援が大切です。米国国立精神衛生研究所(NIMH)は、自分が負担になっていると話すことや死にたい気持ちを示すことを、助けを求めるべきサインの一部として挙げています。
今すぐ話せる相手が見つからない場合は、厚生労働省の電話相談窓口一覧やSNS相談を確認してください。相談先の受付時間は窓口ごとに異なります。
自分の価値を証明する前に今日を守る
「役に立てない自分には価値がない」と感じるほど、もっと頑張らなければと思いやすくなります。でも、今日は何かを成し遂げることより、安全に過ごすことを優先していい日かもしれません。食事や休息をとり、安心できる人とつながる。それも立派な行動です。
仕事で失敗したあとに自分を責める気持ちが強い方は、仕事の失敗で自分を責めるときの考え方へ進んでください。落ち着いてから自分の気持ちを言葉にしたい方には、松野の公式LINEでの相談案内もあります。ただし、緊急時は公的窓口や医療機関を優先してください。音声で考え方を知りたい方はVoicyもあります。
まとめ
「自分なんかいない方がいい」という考えが浮かぶほど苦しいとき、まず必要なのは、自分を説得することよりも安全と支えです。今の気持ちは、あなたの存在価値を決める判決ではありません。 一人で抱えず、今日つながれる相手を一つ選んでください。
参考にした情報
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」 — 電話・SNSの相談先を確認。
- 米国国立精神衛生研究所「Warning Signs of Suicide」 — 助けを求めるべきサインを確認。
- NHS「Raising low self-esteem」 — 自己批判と自己評価への向き合い方を参考にしました。




