やりたい事とやるべき事との違い

与えられている1日は誰もが同じです。
ただ、スタートラインが同じなのか?

いや、公平なのかというとそうではありません。
生まれた場所、家庭環境、教育、そして人との出逢い。

与えられた時間は同じでも、スタートラインは
公平ではありませんよね?

公平ではないからこそ、常に勉強が必要ですし、
人間力や教養力を養いながら、僕たちは死ぬまで
成長しつづけていかないといけません。

1日の時間は24時間。これは誰もが同じです。

この24時間を通じて、僕たちに与えられた人生には
2つの使い方に分けられます。

1つは自分自身がやりたいこと
もう1つは自分がやるべきこと

この2つのどちらかに分かれます。
しかも、基本無意識から取捨選択をします。

2023年以降からは、
この2つをいつも以上に意識して
目の前の事に取り組んでいくと・・・

自分の人生を豊かな方向に自分の力で、
いつでも出来るという事を覚えておいてください。

やりたい事とやるべき事の違いを知る課題

自分自身がやりたい事は、快楽や喜びの方が
どちらかと言うと強くて、

自分がやるべき事と判断する事は、
なんとなく退屈で苦痛なんですよね。
違いますでしょうか?

例えば、最初はやりたい!と思って、
習い事や資格を取るとしますね。

ただ、難易度や厳しさが上がっていくと、
少しずつ最初にやりたいと思っていた事が、
やるべき事に気持ちが変わっていきます。

つまり、この気持ちが前向きのやるべき事なのか?
後向きな気持ちのやるべき事なのか?で、
人生の方向が変わっていきます。

例えば、仕事はやりたい事よりも
やるべき事の方が強いですよね?

生活の為、将来の不安がある為に、
やりたくない事もやるべき事だと
自分に言い聞かせながらやります。

ただ、ここで知っておいて欲しい事があって、
やるべき事そのものは、
やらなければいけない事ではないです。

やるべき事はやらなければいけない事ではない?

何が言いたいのかと言うと、
やるべき事の本質は・・・

未来のあなたにとって、
今のあなたにやって欲しいことです。

つまり、僕たちに与えられている1日は、
今現在、今この瞬間の自分の欲求を満たすか?
将来の自分の欲求を満たすかのどちらかなのです。

改めて、俯瞰して考えて見ると、
ある1つの答えが出てきます。
それは・・・

実はどちらも自分が「やりたい事」なんだということ。
もう少し掘り下げてみましょう。

朝の歯磨き、お風呂に入ること
これは今やりたい事ですよね?

ただ、外に出ず朝の歯磨きやお風呂に入る事を
やるべき事として認識している状態だと、
面倒になってやらない日が続きますよね?

でも、未来の自分が歯が痛くて歯医者に行く事になったり、
お風呂に入らな過ぎて、乾燥肌になってアトピーになったり、
やりたい事に変換する事が出来ますよね?

もしくは、好きな人の為ならと考えたら、
また仕事でプレゼンをしないといけないなら、
清潔にしないといけないから、

やるべき事がやりたい事に変換しますよね?

やりたい事とやるべき事を分けるのではなく、
常に自分自身の為に繋がるということです。

今の自分と未来の自分はイコールであるということ

結局、少し先の事を考えればやるべき事は、
実はやりたい事だったと気づけるのです。

今、面倒くさいなと思う事の大半が、
未来の自分から見た時、今やれよ!になります。

今やるべき事をやりたい事に変換させる為の
考え方を持てば、役立つ為の気づきや学びが、
今の現実に対してたくさん出てきます。

もっと、あの時にやっておけば良かった。
もっと、あの時に気づいておくべきだった。

人は年齢を重ねる度に、そう思う事が多くなります。

でも、そう自分が思う時こそ、
他者や環境のせいにしやすいので、
新しい気づきや学びに繋がりません。

だからこそ、気づきと学びを手に入れる為に
やりたい事とやるべき事の違いを知っておけば、
行動に変えていけます。

そこから人間としての成長や器が
少しずつ大きくなっていくのです。

今の状態で、うまくいかないと考えていても、
思考習慣が変わらない限り、行動も続きません。

だからこそ、今この瞬間に対する
あ~面倒だなと思う事に対して、

この面倒さは未来の自分がやりたい事に
繋がっていくという思考転換が必要です。

自分から態度変容を起こす技術がないと、
何かしら言い訳が出たり、人のせいにしか出来なくなり、
結局、最後は一人になりかねません。

私生活習慣は思考習慣を生み出します。

用意と準備は違うからこそ、
覚悟の準備をはじめましょう!

本の中であなたと出逢える事を
楽しみにしています。