看護師は生きづらい?

生きづらさを手放すカウンセラーの松野です。
今日は看護師さんたちからよく頂く
LINEメールの相談の中で多い話です。

それは何かというと自己犠牲をしてしまうということ

私は看護師だからという自己犠牲

一人ひとりが看護師としての信条を持ちつつも、
現場の中で起こる人間関係の悩みや、患者や先生方との
コミュニケーションの大変さと難しさ。

交代制の仕事に対するプレッシャーやストレス、
またプライベート内でのセルフケアが混同して
自分を癒す時間をもてていません。

これは昭和の教育を受けてきた世代には非常に多くて
言葉で表すのなら「生きづらさ」になります。

相手の為に失敗してはいけないプレッシャー

どうしても、こうあるべきという「べき論」での生き方や、
正しいか間違いかだけでジャッジをしてしまう「白黒」思考が
メインで僕たちは教育をされているので左右されやすいです。

だからこそ、自分を大切にするということが
看護師さんや介護士さんたちにも多く見受けられます。

少し前置きが長くなりましたが、僕は作家をしながら
心理カウンセラーをしているのですが

いつも講演で話すテーマは「生きづらさ」です。
僕は思うんです。看護師さんほど自分を癒せていないと・・・

もともと看護師さんを志す方たちは誰かの為に、
目の前の人の為に、誰かを思う気持ちが人一倍強いです。

だからこそ、今の日本があり感謝なのですが、
仕事の大半が誰かの為にが行き過ぎて
自己犠牲をしすぎてしまうが故に、

プライベートでのセルフケアがうまくいかず、
例えば、恋愛事情や夫婦問題などの整理ができず
また看護師だからという使命感を背負います。

プライベートをを引きずらないように、
また自分を鼓舞して仕事に向き合うとするので

どうしても本来なら心がけて出来ている所が
疎かになってしまうと自己嫌悪に繋げてしまいます。

仕事のミスを人格否定に繋げないこと

どうしても生きづらさを抱えたままだと
仕事のミスを人格否定にまでつなげてしまい、
自分を追い込んでしまいます。

なんでだと思いますか?
それを今からお伝えします。

これができない私はダメだとか、
許せないと思ってしまう完璧主義の考え方も、

いつも比較しながらじゃないと
自分を認めることができないのも、

じつは全ての根元は幼少期の頃に、
本当はこうして欲しかった。
こう言って欲しかったという
愛着障害からきています。

この状態から青年期を通じて
大人になっていく人がほとんどです。

幼少期の頃に傷ついた心を
ないがしろにしたままにすると
必ず生きづらさがでます。

この生きづらさを埋める為に、
僕たちはどうするかというと・・・

相手からの承認を過剰に求めたり、
見捨てられたくない不安から、
なんでも相手に合わせようとして

仕事でもプライベートでも
自己犠牲を繰り返します。

色んな対人関係に対しても、
あの時に親からもらえなかった愛を

相手に投影しながら良くも悪くも
自分の存在を確かめようとしていきます。

この幼少期の頃の傷を自分の内側から
埋められるようにならないと、

どれだけメンタルの本を読んでも、
自己肯定感を上げるセミナーを受けても
一時的な効果しか生んでくれません。

僕は、看護師さんほど
大変な仕事はないと思っています。

だからこそ、誰かにもらう自己愛よりも
自分の力で自分を愛する大切さ(自愛)を
最優先していくことが大切です。

自愛が出来るようになっていくと、
職場でのストレスやプレッシャーからも
いつも以上に解放できるようになります。

一人ひとりが自分を大切にすることができれば、
職場の人間関係に対する考え方や受け取り方は
もちろんのこと、

患者さんに対する思いやりや行動も
ゆっくり変わっていくと思います。

多くの方が自分に向けて愛を注げていないからこそ、
誰かのせいにしたり、職場のせいにするので、

そのイライラと不安な心と行動が
ちょっとした時に患者さんの自尊心を
傷つけてしまうこともあります。

この行為に対してどれだけ注意を受けても
自分を癒すことを知らないと、

いつものように自分を追い込んで
責めてしまうだけなので、

自己嫌悪が強くなって
抑うつにもなりやすくなります。

だからこそ、心の傷を自分の中で
変えていかないといけません。

昭和世代の教育を強く受けているので
先輩看護師さんたちほど「べき論」が
強くなりがちです。

他人からの愛で満たすのではなく
自分から自分を愛することができれば、
自分に向けた愛タンクが貯まるので、

そうすれば自分の愛タンクから
こぼれた愛がどうなるかというと、
人に向けられるものになります。

僕たちは自分の中にある愛タンクが
満タンになっていない中で、

日本人は自己犠牲を美徳として
自分に無理をしてしまうのです。

自分を愛することが分からない?

多くの方が自分を愛するためには
どうしたらいいのか?

私はメンタルが弱いからとか
私は自己肯定感が低いからとか

そもそも「ありのままの私」を
愛するためにはどうしたらいいのか?
これが看護師さんたちでも分からないのです。

大切なのは自分と折り合いをつけること

親や家族、職場や環境のせいではなく
自分の中でどう折り合いをつけられるか?
それが自分への癒しになります。

自己否定や自己嫌悪が強くなる時は
この本を読んでみてくださいね!
もっと自分を愛していいという本です。

もっと自分を愛していい。