子供の頃は与えられる事が当たり前になりえる
時間が多いのは仕方がないかもしれませんが、
与えられる事と、与える事の違いを
ちゃんと若い内から理解しておかないと、
大人になっても与えられる事が当たり前の
生き方から脱却する事が出来ません。
こうなると人とのトラブルを起こしやすくなります。
要は他力のお陰で、今の自分がいるという
利他精神が育っていかないのです。
特に恋人になっている時間の中で
価値観のズレとして、かなり如実に出てきます。
また、〇〇してもらう事が当たり前になってしまうと、
仕事では受動的にしか行動が出来なくなりますし、
本来なら能動的に動く大切さを教えられる訳ですが、
与えられ過ぎて、自分ではなく、相手に対して
足りない部分ばかりを求めるので、
結局、能動的に動く事もピンときません。
なぜなら、感謝を忘れて与える側になった事が
ほとんどないからです。
子供の頃からそうだと色んな理由を付けて、
相手に求める事ばかりが強くなっていきます。
自分は悪くない、悪いのは相手。
与えてくれない、教えてくれない。
愛をくれない、手を差し伸べてくれない
ないないないの連続になっていくんですね。
また、相手にしてもらえない事が
重なる日々が続いていくと腹を立てて、
自分の感情がコントロール出来なくなります。
要は逆ギレですね。DVをする男性が多いのも、
与えられる事が当たり前の中からの
脱却が出来ていない事が多いです。
人とのコミュニケーションに関しても、
最初は良くても途中から崩れやすくなります。
これは外の世界だけではなく、身内の世界でも、
与えられてきた感謝に気づけない限り、
自分に変化を与える事が出来ないんですね。
だからこそ、これまで与えてもらってきた分、
自分が与える側になる大切さを早い時期から、
お子さんがいらっしゃる親御さんなどは、
小学校高学年あたりから、少しずつでも
教えてあげないといけません。
つまり、自分が与える側の人間になったら、
どれだけ目の前の現実が変わっていくのか?
してもらえない事に対して、自分から求めなくても、
勝手に相手からありがとうや感謝が何倍にもなって、
戻ってくる素晴らしさを、
自分の考え方の中に取り入れる大切さを、
しっかりと導いてあげないといけません。
だからこそ、人の出逢いで人生は変わるのです。