本来、認知の歪みは誰にでもある
普遍的な心理現象です。
ただアダルトチルドレンで悩む方の場合。
幼少期に不適切な環境に置かれたことが原因で、
特定の認知の歪みがより強く現れます。
また、認知の歪みが過度に現れることで、
うつ病や不安障害などの精神疾患に
つながることがあります。
認知の歪みとは?アダルトチルドレンの方に
よく見られる認知の歪みについて
話をしていきたいと思います。
ACによる認知の歪みとは?
倫理観が底辺にある現実と、
自分が持つ認識の間に乖離が生じることを指します。
つまり、同じ状況でも人によって
異なる解釈がされ、
それが自分自身の思考や
行動に影響を与えるということです。
認知の歪みは、誰でもが持っているもので、
本来は心の防衛機制の一つとして
機能することがありますが、
頻繁に発生してしまうと、
うつ病や不安障害などの精神疾患に
つながることがあります。
意思決定における思考の歪み
アダルトチルドレンの方々は、大なり小なり
幼少期に自分自身を愛することができなかったため、
自分自身に対する自信が持てず、
常に他人に認めてもらおうとする傾向があります。
そのため、意思決定においても、
自分の望む選択肢を選ぶことができず、
他人の意見や期待に合わせることが多くなります。
また、過去のトラウマや傷が引き起こす恐怖心から、
新しいことに挑戦することを避ける傾向があります。
これらの思考パターンが
自己実現や成長を妨げることがあります。
自己評価における思考の歪み
自分自身を愛することができないため、
自己評価が低くなりがちです。
自分自身を否定的に見る傾向があるため、
他人からの評価や批判に過剰に反応することがあります。
また、僕の様なPTSDが絡む場合。
過去のトラウマや傷から、
自分自身を守るために防衛的な
思考パターンを持つことがあります。
自己評価が低く、自己防衛の傾向があるため、
新しいことにチャレンジすることや
自分自身を表現することが難しくなり、
自己成長を妨げる可能性があります。
恋愛における思考の歪み
愛されることに強い欲求を持つことがあります。
しかし、同時に愛されることに対して、
不安や恐怖を感じることがあります。
恋愛においては、相手からの愛情表現に対して
過剰に反応することがあります。
また、他の記事でも書いていますが
相手に依存する傾向があるため、
相手が自分を求めなくなった場合には、
自分自身を責めたり、私に原因があると
あえて考えることがあります。
認知の歪みを克服するためには?
まず自分自身が持っている認知の歪みを
自己嫌悪の種をみつけてから認識することが大切です。
自己評価が低いと感じる場合には、
自分自身を肯定的に捉えるための方法を
模索することが必要です。
これは顔が違うように人それぞれです。
新しい私になる為には、恐怖心や不安感を
払拭する方法を見つけることが必要です。
捉え方、受け取り方を変えていけば
認知の歪みを克服することはできます。
もちろん悩みの深さにもよります。
自分自身を肯定的に捉えるようになれば
同じ様に見える世界でも新しい可能性を
自分の内側開拓することができます。
社会人になってから気づくことがある
アダルトチルドレンに気づくのは
社会人になってから、
自分自身の内面について
深く考えることがあります。
例えばそうですね。自分自身を大切にすることや
自分の欲求を自覚すること、
職場などで人との価値観のズレを感じて
自分自身を受け入れる大切さを知ったり
虚無感が襲う時もあります。
ここから僕たちのようなカウンセラーと
少しずつ心の本音を見つけていきながら
幼少期から抱えていた問題に向き合います。
あなたががアダルトチルドレンであることを
自覚した場合。
それまでの自分自身や家族、友人、
職場の人間関係について、
新たな視点で見ることができるようになります。
社会人になってから気づくことの一つに、
自分自身の価値観が変わることがあります。
そうですね、幼少期に両親や学校の先生から受けた
教育や環境が自分自身の価値観を形成していた場合。
社会人になってから、自分自身の本当の価値観に
疑問や矛盾、本音が見つける時もあるのですが、
周りの人々との衝突や多くなってしまうと、
自己評価の低下を招くこともありますが、
いつかは向き合わないといけないことなんです。
社会人になってから、大人になったからこそ
その傷跡と向き合うことが必要となる場合があります。