
生きづらさを手放すカウンセラー
松野です。今日は仕事柄、
カウンセリングをする方の8割が
アダルトチルドレンで悩む女性の方なので、
件名の通り、アダルトチルドレンに悩む
女性の特徴についてお話をしますね。
なぜ生きづらい女性ほど特徴を知りたがるのか?
アダルトチルドレンで悩む多くの女性が
悩むのはメンタルが弱いせいだとか
自己肯定感が低いからと勘違いをして、
急にメンタルを強くしようとしたり、
自己肯定感を高めようと努力します。
それが悪いわけではないのですが
余計に自己嫌悪が強くなりかねないので
無理をしてはいけません。
大切なのは原因になった部分と
向き合う心を育んでいくことからです。
それが過去の幼少期の場合。
心にフタをしている状態ですから
触れたくない感情の方が強いかもしれません。
でも1歩ずつでもいいのでそこに辿り着く為に
必要な自分への癒しを施して、
はじめてその出来事などに本音で触れないと
本当の意味ではアダルトチルドレンの症状って
改善に向かっていきません。
僕はこの根元にある部分の所を
分かりやすく自己嫌悪の種をみつけようと
皆さんにお伝えをしています。
※過去に触れないといけないので
そこに辿り着くまでの時間と勇気が
必要なのは良く分かりますからね。
よくある特徴の1つとして
僕のように幼少期に家庭内で
DVを受けてトラウマになったり、
また仮にDVがなくても毒親の両親に
育てられたことで、
愛着形成が幼少期の時に育まれず、
子どもながら自分を守るために
毒親の顔色や態度をみながら
大人になるまで育ってきた方が
アダルトチルドレンになりやすいです。
だから自分の価値観や生きづらさは
他の人と比べてどうなのだろうか?と
年齢を重ねる度に、
そして親にノーを伝えて自分の主張を
伝えはじめた時に、
本音を抑えつけて頑張ってきた
自分の方が悪いのか?と矛盾を感じて
自立に向けて考え出すのです。
感情は選んでいけるからね。 pic.twitter.com/9tsIlZ83rR
— まつの🍀心の本音 (@mindsetcoach_m) August 3, 2023
機能不全家族の環境ほど
ACになりやすい傾向
死別によって愛着対象者がいない場合や、
僕のように父からのDVなどを受けて
トラウマを抱える場合も同様です。
機能不全家族の中で何かしらの原因が
認められる場合は、
愛着障害として認識されます。
しかし、機能不全家族でも
毒親でもない場合はどうでしょう?
大切に育ててもらったという認識がある時は
アダルトチルドレンだけど明確な原因が
見つからない方もいます。
ただ、そのような方でも
根元を掘り下げていくと・・・
親の機嫌や態度を見ながら生きてきたことには
大なり小なりあっても変わりはありませんから、
軽度の愛着障害があることの方が多いんです。
このように人には何かしらの
「愛着不安」が必ずあります。
特に日本人は自己犠牲が
美徳にされる所があるので
アダルトチルドレンも多いんですね。
親やケアギバー(子どもの世話をする人、
保護者や育児担当者など)に対して
安全と保護を求めるための自然な感情であり、
ある程度は経験するものです。
愛着不安は大人になっても続くことを知る
社会人になってからの大人の愛着不安は
分かりやすい特徴としては、
恋愛関係や親密な友人関係において、
パートナーや友人に対する不安や
依存心を引き起こしやすく、
見捨てられたくない、認められたいのような
承認欲求が強く出て生きづらさもでます。
見返りも強くなりますから愛情や
普段のサポートが不十分という気持ちが強くなり、
仕事でも、プライベートでも対人関係の問題を
たびたび引き起こす原因にもなりやすいです。
この愛着不安は噛み砕いてみると
4つの愛着スタイルに分かれて
日常の中で影響を受けます。
大半が幼少期の親子関係に基づいて形成され、
以下の4つのタイプに分類されやすいです。
安全型
親やケアギバーとの安定した関係を築けており、
自分自身と他者を信頼できる。
不安型
親やケアギバーとの不安定な関係があり、
他者からの愛情や承認を強く求める。
回避型
親やケアギバーとの距離を保ちたがる傾向があり、
他者への依存を避ける。
恐れ混乱型
親やケアギバーとの関係が不安定で、
他者との関係に対して不安と恐れを抱えます。
特に不安型の愛着スタイルを持つ人は、
愛着不安が強く表れることが一般的です。
過剰な依存心やジェラシーを示すことも多いです。
もしも、愛着不安が強く感じられる場合は、
無理に抑え込むのではなく、
まずはその感情を受け入れてあげましょう。
それも大切なあなたの心の一部だからです。
不安も含めて吹き飛ばそうとせずに
不安も大切な自分の感情ですから
大切にしてあげてくださいね!
アダルトチルドレンは病気なのか?
良く生きづらさを感じる方や、
先天的なHSPなどが絡んで中で
アダルトチルドレンである事に気づき
自分は病気なのじゃないかと思う方が
結構多いのですが、
アダルトチルドレンは
病気じゃありませんから
安心してください。
でも、抑うつ状態になったりすることもあり
最終的には重度のうつになる時もあります。
だからこそ、否定する自分を許せるように
心に余白を作っていくことが大切なんです。
自分が自分の親になるような
寛容の心を持てるようになると、
自然に色んな執着を手放していけますからね。
これも人それぞの歩幅がありますから
あなたの歩幅で大丈夫です。
その為にも自己嫌悪の種をみつけて
生きづらさを手放せていけるように
1歩ずつ自愛が出来る心を育てましょう!
今の感情を認め、自分を癒す考え方が出来る様になると
自分自身や他者との関係の質を向上させることもできます。
それぐらい表面的な方法では
改善に繋がっていかないんですね。
愛着不安は人それぞれですし、
複雑に色んなことが絡んでます。
ただ逆に言えば、自己改善の成長や
発展の機会でもありますので、
他人に執着をすることを解放させながら
今ある時間を自分の為に使いましょう!
これまで誰かの為に一生懸命になって
自分の愛情タンクが空になっても
自己犠牲を繰り返してこられたと思います。
もう充分、頑張られたと思います。
自分の中に流れる時間を大切にする為に
アダルトチルドレンかもしれないと
悩んでいる女性の特徴の根元にあるのは
ほとんどが幼少期に隠れているということです。
だからこそ、これからの時間は
自分の為に使ってあげてくださいね。
他の人と同じ道じゃなくていいのです。
あなたらしさがある道を選びましょう!
親がアダルトチルドレン?
アダチルで悩む女性の特徴として
なぜ、そうなってしまうのかを
切り取った時に・・・
親がアダルトチルドレンの場合があります。
もちろん、親は気づいていません。
なぜならそういうものだと思って
昭和の時代を生きてきたからです。
親が常に情緒不安定であったり、
言葉も含めて暴力的な日常で育つと、
僕たちの人間にはオキシトシン
※愛情や信頼感を生み出すホルモンが、
うまく働かなくなってくるので、
安全な愛着関係の形成が
親子の中で難しくなります。
この結果・・・
子供ながらに自分自身を守るために
本音を抑えて親の言葉や思想に対して
逆らわないようにしてしまいます。
この幼少期の経験が慢性的なトラウマや、
愛着障害などの問題を引き起こす可能性が
かなり高くなってしまいます。
どういうシーンで出てくるかというと
先程もお伝えした通り恋愛や仕事の時、
また結婚してからが出やすいです。
どうしても見捨てられたくない気持ちが
凄く強くなる傾向がありますね。
また、今度は違う人だと思っても
根本は同じ様な人を好きになってしまうのも
やはり幼少期の経験が関係しています。
これが悪い訳じゃありません。
大切なのはなぜそうなったのだろう?と
過去の自分に触れてあげる勇気をもつことです。
自分が犠牲になって家族バランスと保つ
社会人になってからアダルトチルドレンの
症状が出はじめると、
これまで理不尽だった親の態度に対して
過去を思い出して腹を立てたり、
実家に戻って少し口喧嘩などが起こると
社会人になって経験を積んだ分、
言葉にならないような悲しい
気持ちになって引きづる時があります。
仮にこのような感情を表に出しても
根元の問題が解決するわけではなく、
むしろ状況を悪化させることを
これまでの人生で学んでいるので、
自分の気持ちや意見を大人になっても
どうしても打ち明けることができず、
ずっと心の奥底に閉じ込めてしまい、
別の所で依存して発散させようと
生きづらい時ほど考えてしまいます。
ここで心の整理がつかないと女性の場合
家庭がある男性に心が揺らいだり、
会社やバイト先の男性と関係をもったりして
自分の承認を求めようとすることもあります。
アダルトチルドレン(AC)になると、
過去が今の自分を作っていると
多くの方が思い込んでいるので、
なかなか心のポジションをずらした
客観視が出来なくなっています。
自分自身で心の状況を分析して
根元の問題を解決しなければと
潜在意識から思えないのです。
これは本人が悪い訳ではありません。
そうしないと生きてこれなかったんです。
だからこそ、いつも僕がお伝えするように
少しずつでも心の折り合いをつけながら
過去の出来事に納得できるように、
人それぞれ違う自己嫌悪の種を見つけて、
カウンセラーと共に自分自身で問題を解決し、
自然に自己肯定感を高めていく必要があります。
自己肯定感が低いことを責めている?
アダルトチルドレンに悩む女性は自信がなく
本音を無視して他人を優先しますので、
幼少期に親が不安定だったり、
あまり愛情を示さなかったり、
言葉や態度を通じて
虐待を受けたりしたため、
自分自身を愛することができなくなって
自分に自信が持てなくなっています。
大人になっても常に他人に
認めてもらうことを求め、
自分自身を犠牲にしてまで
他人に合わせ続けます。
これでいいんだと・・・
私が我慢すればいいんだって・・・
だから生きづらいのです。
僕もそうだったのですが
過去のトラウマや愛着の中での
傷を抱えているため、
新しい環境や人との接触に対して
恐怖心を持ち、
心を閉ざしてしまうこともあります。
自分と向き合う所まで辿りつけると
回復させるのは難しくはありませんので
どうか安心してくださいね!
毒親じゃなくてもアダルトチルドレンになる?
残念ながら毒親じゃなくても
アダルトチルドレンになって
長く悩み続けることはあります。
幼少期から親によって全てが決められ、
意見を言う事が出来ない中で
逆らうことができず
なんとなく諦めながら
従ってきた人たちは、
大人になっても自分で
物事を判断することが苦手で、
不安を感じることが多くあります。
その結果、他者からの承認や
愛情を求める欲求が強く、
依存的な恋愛関係に
陥ることがあるのです。
例えば、分かりやすく恋愛で
例えてみると・・・
10代から30代の間での彼氏や恋愛関係では、
リーダーシップを発揮し、決断力がある人に
安心感を覚えることがあります。
しかし、関係が長くなっていくにつれて
実は相手が自己中心的であることに
気付くことがあります。
特にノーが言えない女性の場合。
相手の都合に振り回されることに
疲れたり違和感を感じたりし、
関係を終わらせたいと
考えることがあるでしょう。
しかし相手が距離を置くことを拒否したり、
態度を改めたり、謝罪したりすると
優しいあなたは
相手が突然弱った姿に同情し、
罪悪感を感じることがあります。
愛情不足の過去から来る寂しさに
すごく敏感であるため、
寂しそうな相手を見捨てられず、
どこかしらいつも気にかけてしまいます。
しかし、それでも心が自立しはじめた人なら
別れたい気持ちを伝える時もあります。
ただ相手の男性が豹変して、
暴力的な態度を取ることがあるので
こうした相手を目の前にすると、
怖さを感じて身を縮めてしまい、
過去の虐待やいじめの記憶が
蘇ってくることもあります。
そのため、相手の要求を受け入れて
怖さから逃れようとしてしまうことがあります。
このように依存や承認欲求、
見捨てられたくないという
愛着などが強い場合。
その背後には幼少期の愛情不足や虐待が
何かしら影響しているのです。
これらの要因が絡み合って
気づけない場合。
特に恋愛に関しては繰り返し
トラブルが生じることがあります。
自分の生きづらさを手放す為に・・・
少しずつ生きづらさを減らすには、
自分の過去や現在の状況を
客観的に見つめ、
自分自身を大切にすることで、
より健全な人間関係を築くことができます。
あえて過去の経験から学び、
特に新しい恋愛観を形成することで、
ほどよく充実した人間関係が築けるでしょう。
職場での人間関係も重要
次は職場などの人間関係からも
一緒に考えてみましょう。
親しくなりたい人が現れると・・・
より親密になりたいという気持ちが生まれ、
距離を縮めたくなります。
しかし、このような関係性を築くと
急に関係が長続きするかどうかに対して
不安になることがあります。
仲良くなれたと嬉しい反面、
同時に不安の方が強くなる時があります。
これもなぜ起こるのかというと・・・
これも幼少期から親の機嫌次第で
態度が変わることを
何度も経験してきたため、
人を信用することに
慎重になってしまいます。
何度も信じた人に裏切られた経験から、
どんなに親しい関係になっても、
人を信用することができなくなっています。
なので自分自身を守るために、
相手に心を開かずに距離を置くことが
自然になっています。
なんとなく心が矛盾しているものの、
相手を信じたい気持ちもあります。
そう。心を開いてみたいとも考えています。
そのため分かると思いますが、
遠回しに相手の気持ちを探ったり、
カマをかけたり、駆け引きしたりしながら、
相手が自分に好意を抱いているという
確証を得たくなることがあります。
多分、アダルトチルドレンで悩む
女性のほとんどそうだと思います。
相手に対する不安からくる行為が
度を越してしまうと、
相手は自分を信用していないと感じ
不快感を抱いてしまいますから、
最後は関係がギクシャクすることもあるのです。
心は相手を信じたいと思いながらも、
信じきれない自分に嫌気がさして
言葉にできない焦りや
悲しくなることがあります。
そんな中でも変わらずに
優しく接してくれて、
常に安心を与えてくれる
愛情深い人を求め続けています。
べき論思考を解放させていくこと
このように求める背景には、親に求める
安全基地のような存在を強く求める気持ちが
自己嫌悪の種としてあるんですね。
恋愛や職場、家庭での生活において
健康的な関係性を築くためには・・・
まず自分自身の過去の経験や感情を受け入れ、
自分を愛する視点を持てるようになることです。
無理に自己肯定感を向上させなくていいです。
例えば甘え方や頼り方に苦手意識を持つのも
子ども時代に親から愛情不足や過剰な責任感を
押し付けられたことにあります。
そのため、自分自身で問題を
解決しなければいけないという
プレッシャーを感じ、
どんどんと「べき論」も強くなってしまい
甘えたり頼ったりすることが出来ないのです。
大人になっても、この習慣が残ってしまうので
仕事でも相手に頼ることを躊躇してしまいます。
周りからは「しっかり者」と言われることが多く、
自分に対して「弱音を吐いてはいけない」という
プレッシャーを感じることもあります。
だからこそ恋愛や結婚においては、
相手からの優しさや思いやりをはじめ、
自分にはない愛情を受け取ることが
できるようになりたいという願望もあります。
相手から「甘えていいよ」「頼りにしていいよ」と、
言われたときには、嬉しく感謝もあるのに
幼少期の愛着形成が邪魔をしてしまって
白黒思考になってしまうこともあるのです。
例えば自分のメンタルが弱いと思われることを恐れたり、
相手に迷惑をかけたくないと思ってしまうのも
こういう所にあります。
たとえ甘えることができたとしても、
時間がたてば・・・
いつか相手が自分を見放すのではないかという
不安をいつも抱えています。
自分にとって大切な存在となった相手が
急に去ってしまうことを想像してしまうと
心が不安定になってしまうため、
常に自分から相手に距離を置くことがあります。
ここ子ども時代の経験が恋愛にも影響を与えています。
相手に頼ることができず、
自分に厳しくなりすぎてしまうため、
相手との関係が逆転することもありますので
支え合いながら関係を深めていくことが大切です。
ひとえにアダルトチルドレンかもしれないと
特徴を検索している女性でも、
顔が違うように自己嫌悪の種は人それぞれです。
何かあればLINEにメールをくださいね!
生きづらさは自然に手放していけます。