松野です。今日は仕事や家に帰っても、
イライラして怒りやすいしまう自分が
いつも嫌になってしまうという相談内容です。
イライラした状態ではうまくいかない。
イライラしやすいのは鉄分不足をはじめ
ストレスを溜め込んで発散していない所なども
もちろんあるにはあるのですが、
もう少し根本の所のお話をしていきます。
それは何かと言うと・・・
僕たち人間はアンガー部分(怒り)に対する
コントロールは自分で制御できるかどうか?
もちろんできます。
良くイラっとして殴ってしまったとか、
物に当たってしまったとか、
日常の中で他人と生きるトラブルから
最悪は事件になったりする事もありますが、
それじゃ、昔からお世話になっている人の前とか、
極論を言ってしまえば、結婚式や表彰式の時に
同じ事が出来るかと言うと出来ませんよね?
イライラしつつも、仕事の事で得意先から
緊急の電話が来たら?
突然憧れの人から電話が来たら?
怒りの状態で対応しますか?
おそらくしないと思います。
ガラリと180度変わって
声もワントーン上がって
「いつもお世話になっています~」と
返答しませんか?
改めて考えてみてください。
怒りはコントロール出来ています。
自分の物差しだけが判断基準ではない
常にイライラしている人の特徴として
良くも悪くも自分の人生経験で積み重ねてきた
物差しがあります。
専門用語でコアビリーフと言います。
要は「べき論」が強い人に多いですね。
こういう時はこうあるべきでしょ?とか、
絶対にこうでなければならないという
価値観で決めつけていきます。
もちろん、時には道徳観としての
べき論はあっていいのですが・・・
自分のの物差しだけで相手とやりとりするので
自分の物差しから外れた行動を相手がすると、
直ぐに怒りの沸点が高くなります。
例えばスーパーのレジ待ちや車の信号待ちなど
結構分かりやすいと思います。自分都合なんです。
これらのイライラの大元にあるのは、
目の前に映る出来事を、
常に自分軸で考えているからなんですね。
あまりイライラしない人は逆です。
もちろん、自分の物差しはある程度あります。
ただ寛容の精神があるので相手の立場を尊重し、
むやみに責めたりしません。
だからこそ、自分の物差しを外れたとしても
直ぐにイライラする事がないんです。
つまり、自分の当たり前と
他人の当たり前の基準が違う事を、
根本でしっかり認識出来ている人ほど
イライラしても怒りの沸点が低いのです。
たまにはこういう事もある。
相手にも事情があると考えます。
いいや、そんな事はない。自分が正しいと思う時も
もちろんあると思います。
ただ、僕たちが生きる社会の中で
知っておいた方が良い事があります。
それは・・・
心のピントは違うかもしれないよ?
誰かと同じ景色を見ているとしても、
どこにピントが合った状態でなのかは、
人それぞれ違うという事です。
テーブルに置いてあるりんごを見ていても、
あなたはりんごを見ているかもしれない。
でも、別の人はりんごよりもテーブルの方に
ピントが合っているかもしれないのです。
イライラする前に深呼吸して落ち着こう
イライラする前提は捨てる為に
一旦、深呼吸をしましょう。
何に対してイライラしているのか?
怒りが込み上げてきそうなのか?
冷静になる様に問いかけましょう。
自分の思い通りにならないからと
思い通りになる理由を探るのではなく
何かが起きません様にではなく、
何かが起きて当たり前だと思って
毎日を大切に生きる事です。
もう少し割り切った事を言うと
他人の人生に腹を立てている時間ほど、
自分の人生を無駄に使っています。
例えば・・・
「言ったつもり」「言わなくてもわかっているはず」
「そんなの当たり前」の状態を減らしていくことで、
イライラからの怒りは静かに解消されます。
そして、自分が大切にしている価値観は、
周囲にとっても正しいと思い込まない事です。
倫理観の変化などはコロナが良い例で
一気に変わります。
道徳観も同じです。合わない人とは合わない。
無理に合わせず距離感を変えれば良いですし、
価値観だって起こる出来事によって変わります。
誰もが生まれた以上。
遅かれ早かれ天に帰ります。
つまり死に向かって生きています。
でも、死があるから生が輝くのです。
今日という日は、自分の寿命が終わる
最初の1日になると考えたら・・・
他人に怒る時間が勿体ないですよね?
だからこそ・・・
自分と大切な人の為に時間を使ってくださいね!