生きづらさを手放す心理カウンセラーの松野です。
今日は告白した時や、お付き合いをしている時に
たまに起きる喧嘩。また別れる時の話し合い。
結婚前の心の中での迷いなどで良く出る言葉・・・
どちらかというと男性の方が
このキーワードは検索されているのかな?と
思いながら書いています。
なぜ自分は大好きなのに彼女から
私はあなたにとってふさわしくない。
私よりもっといい人がいるという
言葉が出てしまうのか?
ここについて触れていきたいと思います。
なぜ私よりもっといい人がいるよと伝えるの?
1. 自己価値の問題
この言葉は、自分に自信が持てない、
自己評価が低いと感じていることの表れです。
ありのままの自分に価値あると見ていないため、
「相手にとって最適な人物ではないかもしれない」と
幼少期から感じている可能性があります。
2. 相手への思いやり
自分の幸せよりも、相手の幸せばかりを
真剣に考える自動思考によって、
もっとふさわしい人がいるかもしれないと
自己犠牲的な愛情の表れであることが多くて、
自分を責めてしまっている傾向があります。
3. 関係からの逃避
相手を傷つけたくないからこそ、
関係の終わりを示唆していることもあります。
実際には他に問題があるものの、直接言うと
傷つけちゃうかもしれないと考えに考えて
「もっといい人がいる」という言葉を
選ぶことがあります。
4. 相手の反応を試す
これは見捨てられたくない不安から
相手の真剣度を試すための手段として
人間だからこそ使われることがあります。
ただ、ここは幼少期の記憶が絡んでて
親に見捨てられたくないという経験から
恋愛や婚約の時に、
この心癖があなたに投影して
試そうとすることがあります。
5. 関係の未来に対する不安
将来に対する不確実性や、関係の持続性に対する不安がこの言葉の背後にあることがあります。自分が相手にとって最善の選択肢であり続けるかどうか、または関係が長続きするかどうかに対する不安を表しています。
6. 相手に対する刺激
関係に新たな刺激を求めたり、相手にもっと自分を大切にしてほしいという願望がある場合、このような言葉を使うことがあります。相手に自分の価値を再認識させたい、という意図があるかもしれません。
もちろん、その人の性格や
関係の状況によって異なります。
このような言葉が出たときには、
本来、直接コミュニケーションを取り、
心の本音を共有し合うことです。
相手の感情や考えを理解して、
より健全な関係を築くための
ステップとすることが重要です。
自己嫌悪感から湧き出る心理でもある
実はこれってアダルトチルドレンの状態で
生きてきた方に多くてですね。
相手がいい人すぎて、自分が嫌いになってしまう
そんな嫌悪感が襲ってくるからなんです。
誰にでも幼少期の頃に形成された
愛着障害が大なり、小なりあります。
親の顔色を伺ってきたとか、
兄弟比較をされてきたとか、
親に無視されて辛かったとか、
だからこそ、強く生きようと思ったり
人はあまり信じない方がいいと回避したり、
他人と比較しながら仕事を頑張ったり、
あの時、愛されなかったことや
心に傷を負ったことを隠す為にも
明るく気丈に振る舞ったりなど、
人どこかしら心にフタをしながら
ありのままの自分でいれずに
よそ行きの自分を自分だと勘違いします。
そして、あまりにも自分が近すぎるから
本当の自分が見えない時もあります。
そんな中で異性と結ばれていくと
大好きなんだけど、不安や怖れが強くなり
見捨てられるかもしれないと思ったり、
逆に束縛が強くなったり、過剰なお世話をして
自分の存在を認めようとしたりと
色んな感情が行き来するんです。
自分が思い込んだ気持ちが周りに投影して
相手もそう思っているかもしれないと
錯覚する時だってあります。
これらは自己嫌悪の種が絡んでいて
異性と触れる時間が長くなればなるほど、
自己嫌悪が出てくるんです。
自己否定から自己嫌悪になっていく
自己否定は、自分が何かのミスをした時など
自身に対してマイナスな評価を下すことで、
普段の思考習慣がマイナスな否定が多いと
どうしても自己嫌悪に繋がっていきます。
この自己嫌悪は自分自身を嫌うこと
※存在価値すら否定してしまう・・・
この感情が深い人は普段の自分をうざい、
気持ち悪いとさえ思い込んでいます。
つまり、普段の思考習慣が全てにおいて
マイナスでしか見れない世界観にいます。
これは誰もが深い所に大なり小なりあります。
それが幼少期の頃に形成された愛着です。
これは顔が違うように原因も人それぞれ。
毒親じゃない環境で育ってきた人でも
30代あたりから突然生きづらさをを感じて
アダルトチルドレンに気づくこともあります。
ここに関してはツイッターで語っているので
こちらのツイートをご覧ください。
何度も言いますが、毒親だったから”生きづらさ”が出るのではありません。普通の家庭で大切に育てられても、自分を見失う時があります。両親の喧嘩を幼少期からみていきますから、家庭のバランスを安定させる為に「いい子」でいようと明るく振るまったり、親に優しい声をかけたりして頑張るんです。本人…
— まつの@心の本音に寄り添う (@mindsetcoach_m) April 5, 2023
こういう心理が普段から働いているなら
生きづらさの種をみつけないと
メンタル本では根本は解決しないことを知る
多くの方がメンタル本をみて
一時的な回避をしようとします。
もちろん、一瞬ふわっと軽くなって
元気になる時もあります。
僕も著者なのでメンタル本が
悪いとはいいません。
ただ、何度も繰り返してますが
メンタルに強い・弱いもないんです。
常に揺れ動くものですから・・・
マインド(心)と向き合うことの方が
何十倍も大切です。
なぜなら、ありのままの自分でいることが
本当の自愛になるからです。
何もできなくても、不器用でも、
出来ないことが多くても、
あなたはここにいていいということ
そして存在していいということ
他人と比較して埋めようとしても
残念ながら埋まることはありません。
今の僕たちは子供らしく生きることができず
親の顔色を伺って、親の為に、誰かの為に
認められないと生きていけないと思っています。
これらは全て幼少期の頃に自分が
生きる為に作り上げてきた心がそうさせています。
それぐらい頑張ってきたんです。
相手の幸せの為に私よりも
もっといい人がいるよと
伝えてしまうあなた。
でも、心の中で私でいてほしいと
あとから思ってしまったり、
その言葉を相手に伝えたことで
あ~自分ってなんて嫌な奴とか
布団に入って思い込んだり、
色んな感情が心の中では
駆け巡っているんですね。
それも全ては自己嫌悪の種を
みつけることが大切なんです。
生きづらさは減らせていけますし
アダルトチルドレンは病気じゃありません。
そこから新しいあなたになる為の
キッカケとなることがほとんどです。
自己嫌悪を乗り越えるためには、まず自分自身を理解し、
受け入れることが重要です。
自己否定や自己嫌悪に囚われないために、
過去の出来事や感情に対する新たな視点を
1つずつ持つことが必要です。
自分の思考や感情をじっくりと
見つめ直すことが大切です。
例えば日記を書くことで
自分の感情を整理したり、
信頼できる友人やカウンセラーに
メッセージカウンセリングなどを通じて
相談することも大切です。
自分に変化を与えるために
小さな成功体験を積み重ねることも効果的です。
自分が得意なことや好きなことに挑戦し、
成功体験を得ることで自己肯定感を高めることができます。
失敗を経験と捉えながら挑戦し続けることで、
自分に対する信頼感が育まれていくので
自己嫌悪の感情が薄れていくでしょう。
最も重要なのが自分を大切にして愛することです。
自分自身を癒すことを最優先することです。
心と体の健康を守ることに繋がります。
自分を愛することができるようになれば
相手と比較することも減っていきますし、
自分に向けてイライラすることも軽減します。
人間関係においても、自分を尊重し相手との
健全な境界を保つことが必要です。
相手から自分を認めてもらうことだけを
愛とを想わずに無理をしないことです。
自分が本当に大切だと思う人を幸せにするために
自分を愛することを最優先してくださいね。
この感情を積み上げていくと自己嫌悪の感情は
何歳からでも軽減することができます。
自分には自分のペースや強みがあることを理解し、
それを尊重することが大切です。
人間の変化は一朝一夕には訪れません。
すぐには変われないという覚悟をもつことです。
その為には覚悟の準備が必要です。日々の小さな進歩を喜び、
自己成長を楽しむ心構えを持つことが大切です。
自分自身を許し、受け入れることで、
より豊かで満足感のある人生を歩むことができるでしょう。
自分自身の感情や行動パターンを
より深く理解し、効果的な対処法を
学んでいきましょうね!