生きづらさを手放す心理カウンセラー松野です。
いつもありがとうございます。
今日は生きづらさを感じる方の中でも
INFJについてお話をします。
その前にINFJを学ぶ前に・・・
HSPとの違いで混同している方が
非常に多いと思います。
先にそこから詳しく定義していきますね。
INFJとHSPの違いは何?
昨今は、HSPも言葉ばかりが先走りして
自称HSPという人も増えているので
勘違いしている人も多いんですね。
アダルトチルドレンの症状でも
HSPのような繊細さや敏感さは出ますし、
自分はHSPと思っていたけど
実はアダルトチルドレンだったとか
これはINFJの性格が強い方も
共通することが結構あります。
人それぞれの根元が違うからこそ、
生きづらさの種をみつける所からの
カウンセリングが必要なんです。
でも、多くのカウンセラーやコーチは
あなたのメンタルが弱いからとか、
自己肯定感が低いからと
表面的な所ばかりです。
なぜ、そう思う気持ちが強くなったのか?
この部分と向き合う所からがスタートなんです。
話を戻しますね。
HSPは先天的と言われていますよね?
物事をより深く感じ取り、その結果として
環境や他人の感情から強く影響を受けるという特性。
でも本当のHSPに悩む人々は生活の面で
音や光の方の敏感さで強く悩むことが多く、
それゆえに、大きな音や混雑した場所など、
他の人々には平気な環境でも過敏に反応し、
疲れやすい傾向があります。
なので全員が人間関係のストレスに
悩む訳でもありません。
深く悩むのは根本にINFJの性格で悩み
実は掘り下げるとアダルトチルドレンの症状が
幼少期の中であるからという事も多いです。
もちろんINFJの方でもHSPの方と同様。
外部環境の微細な変化も敏感である人もいて
周囲の人々が気づかないような
刺激からも影響を受けやすいです。
INFJタイプの人は物事や他人の感情を
必要以上に深く考えこんでしまい、
行動が出にくい事も多く、
理想的な世界をひたすら追求し、
大義名分や目標に向かってなら
行動する傾向があります。
そのため現実が理想と一致しない場合や、
他人の感情が理解できない場合などに
混乱や不安を感じることがあります。
またINFJタイプは独自の価値観を
強く持っているので、
他人と自分の意見が一致しないと感じると
孤独感を感じやすいことも多いです。
まとめますと・・・
HSPは「感受性が高いこと」による生きづらさを、
INFJは「理想と現実。自分と他人の間のギャップ」による
生きづらさを感じやすいと言えます。
もちろん全てのHSPやINFJに当てはまるわけではなく、
個人の家庭環境や経験によって異なります。
INFJで悩む方は自分と他人のギャップが
1つの大きな特徴なんですけど、
まずゆっくり受け入れて欲しいのが
「差」があるからこそ「あなた」なんです。
それを自分の心の奥から認めて
自然に許せるようになると、
親との関係性、仕事先との関係性なども
別の視点から捉え方を変えていけます。
少しずつうまく言葉にできない
生きづらさも減らしていけますからね。
誰にも相談ができない時は
いつでも僕と繋がってくださいね。
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INFJタイプとはどんな人?
既にINFJタイプとは
ご存知かと思いますが、
マイヤーズ・ブリッグスタイプ指標
(MBTI)における16のパーソナリティの
1つになります。
覚えなくていいですからね。
内向的(Introverted)
直観的(Intuitive)
感情的(Feeling)
判断的(Judging)の特性を持つことから
INFJと名付けられています。
INFJタイプの特徴
HSPと同じで深い洞察力を持っていて、
他人の感情や動機を理解する
強い能力を持っています。
※日本人には多いと思います。
ただ、冒頭でお話をした通り、
INFJは「理想と現実。自分と他人の間のギャップ」による
生きづらさを感じやすいと言えます。
価値と意味を追求し理想的な世界を
創造しようとします。
しかしその反面。
他人に理解されにくいと感じ、
孤独を感じることの方が多く、
自分は特別なのかな~と
思い悩み続けます。
INFJタイプの強みと弱み
INFJタイプの人々は理想主義的で、
自分自身と他人に高い基準を持っています。
完璧主義者の方にも多いです。
ただですね、他人を深く理解し協力して
問題を解決する能力があります。
しかし、その高い基準と理想主義は
自己批判や失望を招く可能性もあるので
苦しんでしまうんですね。
INFJタイプが感じる生きづらさ
自分の理想が他人に理解されにくいと
感じることがあります。
これはINFJタイプが比較的珍しい
タイプであります。
全体的にはそうですね。
約1~2%とも言われていますね。
相手を深く理解しようとする
敏感さがあることから
さきほどもお伝えした通り
理想と現実とのギャップに対して
非常に苦しむことがあり、
自分自身や他人に対する過度の期待により
ストレスを感じることもあります。
期待しない練習などが必要です。
また相手を理解しようとする分だけ
自分自身の感情やニーズを無視してしまいがちです。
自己犠牲を繰り返す場合もあります。
生きづらさを感じる心理的背景
これはINFJだから、ISFJだから、
HSPだから、アダルトチルドレンだからという
概念ではなく、
やっぱり長年のカウンセリングを通じて
親子関係は避けられないと僕は思っています。
そこから認知の歪みが起きて自己価値感の低さ、
社会的な孤立、自己と他者との境界の曖昧さ、
他者批判が挙げらる中で、
最後にそう思ってしまう自己批判を繰り返し
どんどん自己嫌悪になっていく傾向があります。
なので、これらはINFJタイプだけでなく、
他のパーソナリティタイプの人々も共通して
感じる可能性があります。
その中でもINFJタイプは理想と現実の
ギャップに対して生きづらさの問題を
より深く、敏感に感じる傾向があります。
INFJタイプが生きづらさを
克服するための方法
まず客観的な視点を手にいれる為に
今の自分を認知することからです。
そこから自己理解がはじまり、
少しずつ自己受容を深めることができます。
INFJタイプの特徴を認知した上で
今の自分自身をそのまま受け入れていく。
それが少しずつ出来る様になれば
自己批判や他人への過度な期待も
軽減することができます。
またコミュニケーションスキルの改善や
メンタルヘルスのケアも重要な要素となります。
INFJを自分の中で改善するヒント
少し発想を変えてみましょう。
INFJの強みを逆に活かしつつ、
弱点や潜在的な問題を解決する
ヒントをまとめました。
1. 自己理解を深める。
さきほどお伝えした通り自分自身の感情や考え、
自己の欲求を理解することで、
自分の限界や欲求を素直に
尊重して認めることです。
これにより、過度な自己犠牲を
避けることができるでしょう。
2. 休息をとる。
INFJは他人の感情や問題を
深く理解することが得意ですが、
その分、自身のエネルギーを
消耗しすぎることがあります。
定期的な休息や瞑想をはじめ
リラクゼーションを取り入れることで
自愛に繋がる心身バランスを保つと
ありのままの自分を素直に認められます。
3. コミュニケーションのスキルを磨く。
INFJは内向的な性格のため、
自分の気持ちや考えを他人に伝えるのが
難しいことがあります。
しかし、傾聴の心を大切にして
効果的なコミュニケーションスキルを
日々の中で磨くことで、
相手を承認しながら自分の意見や感情を
適切に伝えることができるようになります。
4. 境界を設定する。
ここはINFJの方だけじゃなく
他のパーソナリティ障害を持っている方も
共通して言えることなのですが、
他人の問題や感情に深く関与しすぎることで、
自分自身の感情や欲求を疎かにすることがあります。
怒りや不安も大切な自分の一部と認識して
自分の中で外そうとするのではなく、
大切な感情として労わることが大切です。
怒りについてはノートなどに書き出して
俯瞰して眺めていくと、
自然に怒りを鎮めることが
少しずつ出来るようになります。
5. 外向的な活動を取り入れる。
INFJの方は基本的には内向的な性格のため、
自分の世界に閉じこもりがちです。
※これが悪い訳ではありません。
しかし、ありきたりでもいいので
外に出て朝の空気を感じたり、
少しずつ外向的な活動や
社交的な場を増やすことで、
新しい視点や考え方があること。
価値観が違っていいこと。
これまでとは違った感情を
手に入れることで世界が広がります。
最後に気を付けてほしいのが
性格タイプはあくまで一つの指標です。
少し厳しい話をすると傾向があるというだけで
根元の原因は人それぞれ違うということです。
だからこそ、僕は自己嫌悪の種になっている所を
感じたくない感情かもしれませんが、
そこに目を向けないと、
解決させたい部分が表面的になって
一次的な回避にしかならないんですね。
ただINFJとしての強みや弱点を認識しつつ、
自分自身の心地よさや幸福を生み出していくのは
いつの時も自分の内側だということなんです。