HSPにも種類があるのですがアダルトチルドレンが混ざっています。

HSPは先天的なものが多く、詳しくお伝えすると・・・
高感受性(Highly Sensitive Person)は、
カール・ジュングが提唱した概念で、

エレイン・アーロン博士が1990年代に
さらに発展させました。

高感受性は、環境や人々からの刺激に対して
過敏に反応する人々の特性を指します。

HSPは約20%の人々にみられ、
性別を問わず存在します。

この高感受性は生得的な特性であり、
アダルトチルドレンとは異なる概念ですが、
かなり誤解されることがあります。

先にHSPの診断には病気じゃないですが
4つの主要な要素があります。

これらは、D.O.E.S.という
アクロニムで表され、以下のように説明されます。

Depth of processing(情報の深い処理)

HSPは、情報を非常に深く考え理解し、
処理する傾向があります。

彼らは細部に注意を払い状況や
人々との関係について慎重に考えます。

これにより人々の感情をより深く理解し
共感する能力が高まります。

Overstimulation(過剰刺激)

過剰な刺激に対して特に敏感です。
騒々しい環境や強い光をはじめ、
大勢の人々がいる場所などが

ストレスを感じる要因となります。

これにより、HSPはストレスを感じやすく、
自分を過剰刺激から守るために休息や
リラックスが普通よりも必要です。

Emotional reactivity and empathy(感情の反応性と共感力)

感情の変化に敏感であり、他人の感情に共感しやすいです。
彼らは、自分自身や他人の感情をより強く感じ、
喜びや悲しみなどの感情をより深く経験します。

Sensitivity to subtle stimuli(微細な刺激への敏感さ)

細かい変化や微妙な情報に敏感です。
他人が気付かないかもしれないニュアンスや
雰囲気の変化に気付きやすくそれに対応します。

どのタイプも日本人なら結構誰もが
当てはまりやすいと思いませんか?

ただ、自分はHSPと思っていても
実はアダルトチルドレン(AC)で

幼少期に親や家庭環境の問題
(例:アルコール依存症の親、虐待、ネグレクトなど)
僕の場合だと父からのDVなどの影響を受けた大人を指します。

もちろんHSPとは異なる概念ですが、一部の症状や
感受性の高さが似ているため混同されることがあります。

HSPとACの違いを理解することは重要です。

HSPは、生得的な感受性の高さによって特徴付けられ、
環境要因が原因ではありません。

一方、ACは、過去の家庭環境や親との関係が原因で、
心理的問題が発生することが特徴です。

HSPとACのどちらにも共通する感受性が
高まる要因がありますが、

それぞれの根本原因や治療法が異なります。

HSPに対するアプローチは感受性を受け入れ、
それを強みとして活用する方法を学ぶことが重要です。

一方、ACに対するアプローチは、
過去のトラウマを癒すことや、

自己肯定感を向上させる方法を
学ぶことが中心になります。

それぞれの状態を正確に診断し、
適切なサポートを受けることが重要です。

HSPとACの混同は、適切な治療やケアを
受けることを妨げる可能性があります。

HSPとACの違いは、生活背景の中でも明確に現れます。

例えば、職場環境において、
HSPはチーム内での対人関係や
コミュニケーションのニュアンスを
敏感に察知します。

同僚の感情や態度に共感しやすく
その結果からストレスを感じることがあります。

一方、ACは職場での自己肯定感の低さや
過剰なパフォーマンスへのプレッシャーから
ストレスを感じることがあります。

これは、幼少期の親や家庭環境に
関連する問題が原因であることが多いです。

友人や家族との関係においても、
HSPとACは異なる傾向があります。

HSPは、人間関係において細かい変化や
感情に敏感であるため、

友人や家族の悩みに対して非常に
共感的になることができます。

しかし、その反面、自分の感情やニーズを
過剰に抑え込むことがあります。

一方ACは過去の家庭環境からくる
不安定さが影響し、

友人や家族との関係で過剰に依存したり、
逆に遠ざかったりすることがあります。

また、自己肯定感の低さから、
他人からの評価や承認を求めることが多いです。

趣味やレジャー活動においても、
HSPとACは異なる対応が求められます。

HSPは、自分にとって心地よい環境や
趣味を見つけることが重要で、

過剰刺激を避けることでストレスを軽減できます。
例えば、静かな自然の中でのウォーキングや瞑想、

クリエイティブな活動などが役立ちます。
一方、ACは、趣味やレジャー活動を通じて
自己肯定感を向上させることが重要です。

新しいスキルを習得したり、自己表現の場を
見つけたりすることで、

自分に自信を持つことができます。

以上のように、HSPとACは生活背景の中で
異なる特徴や傾向があり、

それぞれの状況に応じた対応が求められます。

まとめるとHSPとACは異なる原因や背景を持ちながらも、
共通して感受性が高いことから誤って混同されることが
とても多いです。

HSPじゃなくてアダルトチルドレンだったもあるし、
HSPとACが混じった状態でもあるなど、
人それぞれなのです。

両者の根本的な違いを理解した上で
それぞれに適したケアやサポートを受けることが、
より健康的で充実した人生を送るために重要です。