フキハラは心が弱い人がやることです

生きづらさを手放す
心理カウンセラーの松野です。

今日は不機嫌ハラスメント
通称フキハラについての話です。

社会人になって会社に就職すると
どんな時代でも日本では特に、

不機嫌ハラスメントが多くて
対人関係に悩みますよね・・・

直属の上司からのフキハラ
同僚の妬みや僻みからのフキハラ

後輩の聞いた・聞いてないからの
陰口フキハラなどなど・・・

ただでさえ、職場での人間関係に
普段から疲れ果てているのに、

家に戻ったら戻ったで今度は、
プライベート的な所から夫嫁・親子、
親族関係に悩まされることもしばしば・・・

僕たちは大なり小なり
フキハラを受けながら
生きづらさを感じています。

ただ自分がフキハラを受けているつもりでも、
相手も同じように思っているかもしれない。
それぐらい価値観って違います。

自分がそんなつもりじゃなくても
相手からそう思われたらフキハラですし、
逆もしかりです。

だからこそ、自分の考え方を変えて
物事の捉え方や考え方を変えていって
自分の中での折り合いをつけやすくすること

気づかない中で不機嫌ハラスメントを
相手にしている方も、

いつも被害を受けている方も、
この壁を乗り越えるいくには、

自分の器量を広げないといけません。
大切なのは・・・

自分の機嫌はコントロール出来るけど、
相手の機嫌はコントロールできません。

自分の課題と相手の課題の違いを
しっかりと切り分けることです。

ちょっとPRになってしまいますが、
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僕の4冊目の著書「覚悟の準備」が
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相手の不機嫌ハラスメントに
振り回されないようにする為に

そして、自分のイライラを軽減するにも
表面的な対策だけで乗り越えようと思わないこと。

自分の人生を豊かにするのは・・・

自分の名前で生きていく覚悟を
しっかりと志として持っておくことです。

それでは不機嫌ハラスメントについて
色んな観点からお伝えしていきます。

不機嫌ハラスメント(通称フキハラとは?)

俗に言われる不機嫌ハラスメントは、
通称「フキハラ」とも呼ばれている
昔からある不機嫌からのパワハラです。

自分の不機嫌から相手に対する態度、
罵声や暴言を吐いて相手を傷つけます。

職場では上司や同僚に陰口を言ったり
毎日、わざと嫌味や皮肉を言って
相手に当てつけたり、

時には物に八つ当たりをする事もあります。
昭和世代からずっと続いていることですね。

よろしいでしょうか?フキハラはですね。
れっきとしたパワハラ行為なんです。

最悪。職場のフキハラに悩み続けて
会社を退職される方もいます。

職場でのハラスメントに関しては
厚生労働省に相談ができますので、
あまりに激しい時はご相談してくださいね。


厚生労働省による
不機嫌ハラスメントの相談

不機嫌を表に出す人の特徴

ちょっとシチュエーションを変えて
お話をしますね。例えば・・・

仕事の内容について細かい指摘や
アドバイスを受けているだけなのに・・・

自分自身が否定されているとか、
何をやっても認めてもらえていないと
人格否定として受け取ってしまう。

一人で一日中イライラしながら
職場の中で怒りを増幅させながら、
空気をずっと悪くするケースも多いです。

なぜ、令和の時代になっても
社会人になっているのにも関わらず、
フキハラが止まらないのかと言うと・・・

幼少期の愛着障害が自分の中で
ちゃんと解決していないので、
ずっと心が幼いままなんです。

結構、アダルトチルドレン予備軍の人が
30代~40代には多くてですね。

自分の中で生きづらさを減らせないことを
人のせいにして八つ当たりするんです。

当然ながら周りは困ってしまうのですが、
本人は承認欲求ばかりが心で増えてしまい
自分なりに生きづらいのです・・・

また完璧主義な傾向にある方にも多く、
自分が出来ることなんだから、

相手も同じ様に出来るはずという
認知の歪みも起きています。

なぜ、こんな事も出来ないのか・・・と、
相手に対する幻滅から怒鳴ったりして

ほんのちょっとしたことなのに
直ぐ不機嫌になる人が多いです。

フキハラをする人も、フキハラを受けて
ずっと不機嫌でいる方も共通していること

今の話を聞いて思い出しませんか?

そう、誰もが親や学校でそういう経験をして
偽りの自分を作りながら過ごしています。

だからこそ自分の「べき論」が強くなって
意見が通らなかったりすると不機嫌になります。

更に自分軸だけで物事を考えて
損得勘定ばかりで行動しますから
常に不機嫌になりやすいです。

周りの人からすると・・・
〇〇さんのトリガー(引き金)がどこなのか?
良く分からないと思われてしまいます。

だからこそ、自分の心の中で
折り合いをつけられるスキルを
磨いていかないと、

職場のフキハラは圧力などで
一次的に解消できたとしても、

その人にとってのフキハラが
なくなることはありません。

簡単になくならないからこそ、
プライベートにも影響します。

大切なのはフキハラをなくす為に
心のポジションを変えていくことなんです。

怒りや相手が起こしているのではなく
自分のべき論や価値観が起こしています。

心に浮かぶ感情は自分の中で
選んでいけるのです。

不機嫌ハラスメントを平気で行う人のメンタル

フキハラをしている本人の
メンタルは常に不安定です。

本来、その原因を作っているのは
自分の内側にあるにも関わらず、

不機嫌になってしまう理由を相手や
今の環境のせいにしがちです。

常に環境や人のせいにする事しか出来ない人は、
倫理観や道徳観の基準が非常に低いです。
自己中ですからね。

ただそうはいっても、どうしても職場では
不機嫌な人とコミュニケーションをとって
仕事をしないといけない場面も多いですよね?

だからこそ、あえて同じ目線や本人の立場になって、
心に余裕をもって接した方がいいのですが、
呑まれないことを意識してください。

ほどよい距離感を見つけて接することです。

相手はあなたのせいで機嫌が悪いのではありません。
自分の都合で機嫌が悪いだけなので、

相手の課題と自分の課題を分けましょう。
これを課題の分離といいます。

相手の気持ちに寄り添うことは大切ですが、
同情になってはいけません。

一旦は共感して、あとは距離をとって
少しずつフキハラをする人との距離感を
生み出してくださいね。

無理やり合わせながら対応していくと
呑まれやすくなりますので、

今度はあなた自身がですよ?
不機嫌になりやすくなります。

そうならない為にも相手との距離感は
これまでと大きく変えて大丈夫です。

最初は相手から???と疑問に持たれますが
無視してくださいと言っているのではなく、

そもそもの倫理観や道徳観が違うことを
自分の中で認識した上で接していくと
ほどよい距離は生み出せます。

フキハラをする人をどうにかしたいと
いつも考えても相手は変わりませんから、
先に自分が変わればいいのです。

あなた自身がしんどくなる前に
自分の考え方や受け取り方を変えましょうね。

そうすれば、自分の心を守れるようになります。

フキハラが当たり前の人は
必然的に人が離れていく

もしも、あなたがフキハラを受けているなら、
安心してくださいと伝えると誤解を与えますが、

すぐ不機嫌になって周りに当たる人は、
さきほどもお伝えしましたが、

自分軸だけで物事を考えている
自己中心的な人ですのですが・・・

理想やプライドがすごく高い割には
自分の弱さを認める心が育っていません。

人が離れる出来事が起こっても、
自分にも原因があったなと思えず、

裏切られたという言葉を使います。

自分がフキハラを続けた反動によって
引き起こした現実に気づけない人は、

何歳になっても周りから必然的に
離れようと決意をされていきます。
これを人生の中で何度も繰り返します。

この数が多ければ多いほど、
フキハラをした人は相手に与えた反動で
必ず自分の因果として戻っているのです。

だからこそ、フキハラを受けているなら
相手をこらしめようと考えるよりも、

フキハラをしている人は自分の人生を通じて
必ず学ぶ日が訪れますから、

さきほどお伝えした通り、相手は相手。
自分は自分という定義を忘れることなく

ほどよい距離感を生み出す方に
時間を使えばいいのです。

あなたがフキハラをしない為に
相手がわざわざ私の人生を通じて
教えてくれていると思えば、

感謝に変えられる出来事だってあるのです。

相手をこらしめようと思う気持ちはわかります。

ただ、必ずフキハラをしている人の人生は、
必ず歯車が狂い出していきますから、

自分は距離感を大事にして
呑まれない様にしようと思って
うまくかわしていきましょう。

フキハラをする人に起こる因果応報

フキハラが強い方は可哀想な人なんです。

可哀想な人なんだなという憐みの気持ちで、
その人を見るのも自分の心を落ち着かせる
1つの手段でもあります。

職場の上司がフキハラをするのなら
周りに気を使わせてしまっているので、

これが癖になって何かある度に
相手から機嫌を取ってもらわないと、
心が落ちつけないメンタルなんです。

なので自分の機嫌を
自分で取るスキルがほぼありません。

過程を見ずに結果だけをみて、更に勝ち負けにこだわり、
自分で自分を癒すスキルがありませんから、

他人から認められないと自分の存在を
承認できないのです。

その割に見栄が邪魔をして
いつも素直じゃありません。

本来であれば相手からの承認を得る為には、
ありのままの自分を認める心が先なのですが、
これがそう簡単に出来ないのです。

なぜなら、フキハラをしている自分が
本当は1番傷つきたくないからです。
虚勢を張らないと怖いんです。

フキハラをする事で過去の鎧をまとって
自分の心を守ろうとするんです。

フキハラをする人の心理が分かったとしても、
仕事で関わってくれる人たちも人間です。

フキハラを通じて嫌悪感を抱く事が
日常の中でどんどん増えてしまえば、
心が広い方だっていつか限界が来ます。

だからこそ必然的に人が離れるのです。
このスパイラルが止まらないからこそ、
結局はフキハラを続ける方が最後は損をします。

フキハラをする人は孤立する。

あの人はいつも不機嫌だなって
相手に感じさせてしまう分だけ、
少しずつ孤立していきます。

そして、孤立していることに気づけない。
なぜなら悪口や愚痴で人を集めるから・・・
その環境が続く間は心が育っていません。

何歳になっても自分と向き合う
勇気も出てこないのです。

いつか因果を受けて気づく日が來るまでは、
フキハラをする人は気づけないと思います。

だからと言ってフキハラを受けている
あなたが気づかせる必要もありません。

よほどひどい場合は労働監督署に
迷わず連絡してくださいね。

フキハラを受けている人は
ほどよい距離を作ることだけです。

そしてフキハラをする人の悪口を
周りに言わないことです。

それで仲間をつくればあなたも同じです。

フキハラをしている人の悪口で
職場の中を盛り上げてはいけません。
次のフキハラを生むだけなんです。

よってたかってフキハラをする人を
多勢で責めているのと変わりません。

向こうからすれば、それもフキハラでは?と
揚げ足を取られてしまいます。

同じ土俵に立ってはいけません。

なにが言いたいのかというと、
フキハラが出ない風潮を一人ひとりが
意識をして作ることです。

それがフキハラをする人と
ほどよい距離を作り上げることです。

本人がフキハラに気づけてない

繰り返しますがフキハラと言われている
この不機嫌ハラスメントは立派なパワハラです。

特に中小企業の職場内で起こることが多く、
フキハラをしている事に気づいていない人が
圧倒的に多いのが今の日本の現状です。

例えば、先天的なHSP気質や
アダルトチルドレン予備軍の方の場合。

なんかよく分からないけど、
あの人ってちょっとした事で、
すぐ機嫌が悪くなる感じがするんだけど、

なんか私がしたのだろうか?と
こんな風に思わせてしまいます。

自分がフキハラになっていないか?
主語を他人にして考える前に、
自分ごとにして考えることが大切。

そもそも不機嫌ハラスメントは
感情の制御が難しい人々がすることで、

怒りのトリガー(引き金)が幼稚で
自分の思い込みを相手に投影して
勝手にイライラしている適応障害とも言えます。

実は厳しいことを言いますが
フキハラをする人の多くが

AC(アダルトチルドレン)であることも
かなり多いのです。

なぜなら、心にフタをした状態で
偽りの自分が自分だと思い込んで
社会人になって適応させていくから・・・

過去のDVや虐待。ネグレクトの結果として、
感情的な問題を抱えている人も多いので、
それらの反動からべき論が強くなり、

不機嫌ハラスメントの行動が出ることも
今は特に多い気がします。

つまり、ストレスや感情を自分の力で
うまく処理する能力を磨いていないのです。

ただ、そういうふうに書いてはいますが、
アダルトチルドレンで悩んでいる方の全てが
不機嫌ハラスメントを日頃から行っている訳じゃないです。

また逆に不機嫌ハラスメントを行う人が
絶対にアダルトチルドレンであるわけでもありません。

ただ、これまでの経験から
予備軍の人に多いとは思います。

日本の3人に1人はアダルトチルドレンと
言われている時代ですからね。

他人からもらう自己愛で自分を満たすよりも
自分の内側から溢れる自愛で

ほどよい人生を作っていきたいですね。

不機嫌ハラスメントの対応方法

色々な観点からお伝えしましたが、
まず自分が身に覚えがない事で
相手が何か不機嫌だった場合。

あえて、何かあったのか?を聞いてあげること
更に、自分に原因があるのかを聞いてあげること

ここを空気感だけで自己判断するのは
人間関係を悪くする要因の1つになります。

どうしてもあなたが気になるのなら、
自分に原因があるのか?と、

あえて踏み込む時も大切です。
何もないよと言う人が多いと思いますが・・・

その回答を聞いて距離を作ればいいですし
距離を保つことでバランスはとれます。

相手が自分の事を好きか、嫌いかも
こっちではコントロールできませんよね?

職場であれば期待に応えた人はいい人。
期待に応えられない人は悪い人。

こんな価値観で見る人ばかりです。

一次的に嫌な気持ちになるかもしれませんが、
相手の機嫌に合わせる必要はありません。

本当にイヤなら心の本音にしたがって
新しい道を探せばいいです。

あなたには次の選択肢が沢山あります。

相手の器レベルに意識を合せても
そもそも会話になりませんからね。

会話ではなく対話になる様に
冷静に笑顔で対応しましょう!

※対話とは?

どうすれば不機嫌から解放されて
冷静になって物事と向き合い、
これからどうすべきかを考えられるか?

もちろん、本来であれば不機嫌な方は
ほっとけばいいのです。

あなたのせいで相手は不機嫌な訳ではなく
自分のせいでと思い込まなくてもいいです。

無理に付き合わなくてもいいのですが、
仕事や夫婦の場合はそうはいきませんから、

自分の寛大さや寛容さを魅せる事で
相手に気づきを与える事が重要です。

不機嫌ハラスメントの治し方

逆に自分が相手にフキハラを行っている場合。
そうかもしれないと気づきはじめて治そうと
思い始めた時はどうすればいいのか?

まずは完璧主義の考えを捨てることです。
完璧な人なんていません。

なぜなら既に誰もが完璧の状態だからです。

完璧を目指したいなら更に付け足すではなく
劣等感を削ること、

完璧の所からマイナスしていくことです。
もっと心を身軽にしないといけません。

不機嫌ハラスメントの傾向があると感じる方は
仕事なら責任者やリーダーの方だと思います。

不機嫌になりたくないなら
自分の機嫌を取りましょう。

直ぐに出来る事は相手に期待しないことです。

相手に期待しすぎるから、相手の理想像を
どこかで求めているからこそ不機嫌になるのです。

自分で自分の心を愛せるようになること
これが人生を豊かに生きる最大の秘訣です。

不機嫌な人とは会話じゃなく対話

さきほどもお伝えしましたが、
不機嫌な人ほど会話が成立しません。

そもそも会話は友好的な関係性の中で、
ある程度、お互いの性格や特徴を捉え、

抽象的で浅い話でもだいたい分かるのが
日常の会話として成り立ちます。

このスタイルで不機嫌な方とは
普通に考えたら会話は成立しません。

なので、あなたは対話の姿勢を持って
不機嫌の方とは話をした方がいいです。
要は傾聴の心でいることです。

反発しても立場で物言いが変わります。

反発から増幅して人間関係も悪くなるので
一旦聞き手に回る事が大切です。

その中で自分の考えと相手の考え方の
間にある落とし所をどこにするかを
調和を目的として導く事です。

仕事でも会議も議論になると
フキハラがでやすくなるので
対話を意識することです。

相手が一方的な言い方だとしても
少しでも気づきを与えられる様に
まずは話を聞いてあげる事です。

そして言いたい事は分かりますという
相手に対する承認をする事が大切です。

例えば・・・

そう思ってしまう気持ちも分かるけど、
こういう風に考えてみる事に対しては
どう思いますか?とか、

また誰かのせいにしている愚痴だったら
〇〇さんも色々あって忙しかったかもしれないから
誤解を与えてしまったのかもしれないねなどなど

とにかくマインドレベルを同じにして
言い合いみたいになると収集がつきません。

職場の場合は他人と仕事をしないと
会社として成り立ちませんから、、
話の落とし所はどこなのか?

どっちが正しいとか間違いではなく
調和をさせる事が大切ですよ^^

また相手の存在を無視した様な対応をしていると、
逆に妬みや僻みを増幅させてしまいます。

適度な距離感と付き合い方を変える為には、
自分の考え方を柔軟にして、

相手の尊厳を守りながら対話する事です。

不機嫌ハラスメントに負けない為には?

自分の中だけでイライラして、
周りに悪影響を与えることなく

不機嫌になってもらうなら
別に構わないのですが、

社会の中で関わっていく存在である以上、
不機嫌になる出来事があっても、

職場や家庭内の事で不機嫌になる人は
本当に場の空気を壊してしまいます。

繰り返しますが距離感が大切です。

ただですね。重要な話をしますね。
不機嫌な人と分かり合う事は出来なくても
折り合いをつける為に、

分かり合おうとする事だけは
同じ空間にいる以上は必要です。

これは夫婦関係でも理屈は同じです。

負の連鎖をもらわない為にも
相手の不機嫌に合わせて
あなたが不機嫌にならないこと。

僕たち人間は自分の人生経験だけでは、
メンタル調整に限界があります。

だからこそ常に学ばないといけませんし
自分を癒す為の本を読んだり、

また僕たちが行っている様な
人生相談が出来る所を見つける事が
必要な時代となりました。

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