
生きづらさを手放す心理カウンセラー松野です。
職場、恋人、夫婦、親子関係の中で、
傷つきやすい人ほど人を傷つけるのかな?と
考えているあなたに向けて、
これらのメカニズムの話をしますね。
特に女性の方が多いので男性よりも
傾向としては女性の方で読まれてください。
客観的に自分と他者を俯瞰しながら
眺めた時に、
〇〇さんって、人には色々と
あれこれ言う割には
自分が相手から言われる時は、
そんなことを言われるとは
思いもしなかったとか、
あなたってそんな人だったのねって
直ぐに言うよな~という人いますよね?
この傾向にある方は自分を守る為に
虚勢を張ったり、いつも怒っているような
雰囲気をかもしだしているものです。
僕たちのまわりには非常に感受性が豊かで
心の動きが細やかな人が多く存在します。
傷つきやすい方は周囲の空気を敏感に読み取り、
他人の感情に共鳴することが得意です。
しかし、感受性が強いが故に
対人関係の問題を引き起こすことも
少なくありません。
では、なぜ感受性の強い人ほど
他人を傷つけるのか?
この背後にある心のメカニズムを
アダルトチルドレン専門の
心理カウンセラーの視点から探ります。
この「傷つきやすいほど人を傷つけやすい」
という特性から7パターンの結論に分けます。
「傷つきやすい性格や特性」がある人
傷つきやすい女はめんどくさい?
傷つきやすい性格の人は、他人から見ると
「めんどくさい」と感じることもあるかもしれません。
しかし、これは感受性が強いためであり、
悪意があるわけではないのです。
そこを自分の中で分かってあげることも
許していくことも自分に対しても、他人に対しても
思考としてあってほしいなと思います。
傷つきやすい人は診断できる?
この傷つきやすさは一般的に公開されている
性格診断だけでは分かりません。
アダルトチルドレンの状態の方をはじめ、
昨今では繊細さんと呼ばれているHSP
※Highly Sensitive Personなどの
特定の診断カテゴリでも見られる特性です。
これらは病気ではありません。
先天的なものです。またHSPと診断で
自分の中で思っていても
アダルトチルドレンの方が多いと思います。
本当のHSPの方は光にものすごく弱かったり
色んな音がきつくてたまらないぐらいの状態だからです。
傷つきやすい人の特徴
普通の感覚以上に、細やかな気配りや
感受性が高く、他者の気持ちを繊細に
察知する思い込みなどが非常に強いです。
簡単に言うと・・・周りからみたら
気にしいさんと言われる方々です。
こういう生き方からHSP気味の状態
※外部の刺激や批判に過敏に
反応して承認欲求が強いこともあります。
傷つきやすい人になる原因
この性格の背後には、過去の経験や教育をはじめ、
生まれつきの気質などが影響していることが
考えられます。
もちろん、先天的なHSPの時もありますし、
機能不全家族からの生きづらさがあったり、
後天的な親ガチャからのアダルトチルドレンになって
傷つきやすさ
どちらも含まれていることもあり
一概にコレ!とは言えません。
人それぞれ自己嫌悪の種が違います。
傷つきやすい性格の治し方?
病気ではありませんので「治す」というよりは
自分の内側との「向き合い方」を学ぶことが
どの症状の場合でも大切です。
自分を理解するということは、
自分を許し、打つ側から愛せることです。
つまり、癒せるスキルが必要になります。
適切な対処法やストレス管理を身につけることで、
より健やかに生きる方法を探ることができます。
人が傷つく事を平気で言う人は病気?
常に他者を傷つける言動をとる人は、
心の健康問題や人間関係のスキル不足が
考えられます。
ただし、それを「病気」と単純に
ラベリングするのは適切ではありません。
なぜなら家庭環境や出逢いから心の歪みは
誰にでも存在するからです。
HSPは人を傷つける?
HSPとは高感受性を持つ人のことを指し、
感受性が高いため、他者の感情や環境の変化に敏感です。
しかし、それが直接他人を傷つける行動を
引き起こすわけではありません。
どちらかと言うと相手の顔色や態度をみて
自分の本音を抑える傾向もありますので
傷つけられる方の割合が多いです。
傷つかない性格になれるものなの?
傷つきやすい性格は、その人が持つ
独自の感受性や経験の結果として
形成されることが多いです。
その性格を「問題」とするのではなく
「どう向き合うか」「どう理解しサポートするか」が
大切であると言えるでしょう。
なぜ、現代人は傷つきやすくなったのでしょうか?
細かく噛み砕いてみましょう。
自分の痛みを他者に映し出す
自分が経験した痛みや辛さを、
意識的・無意識的に他者に投影しやすい。
これは過去の経験が現在の対人関係に
影響していることが多いためです。
自分の感情のコントロールの難しさ
感情の波が大きく、そのコントロールが難しいと、
その場の状況に即した適切な反応ができなくなることがある。
過去のトラウマや経験の影響
未処理のトラウマや経験は、現在の人間関係でも
同じパターンの繰り返しを生む可能性が高い。
自己認識の不足
自分自身を客観的に捉えることが難しく、
それが原因で他人の意見や感情を適切に
理解することができない。
対人関係の過度な期待
他人に対して過度な期待を持ち、
その期待が満たされないときに強い失望感を感じ、
攻撃的な態度を取ることがある。
コミュニケーションのスキル不足
言葉の選び方やトーン、表情など
コミュニケーションの際の細部が
他者を傷つける原因となることがあります。
特に、自分の意図とは異なる
メッセージが伝わってしまうことで、
意図しない摩擦が生まれることがある。
他者との比較
自分を他者と常に比較することで
生まれる劣等感や嫉妬心が、
他者への攻撃的な態度や行動を
引き起こすことがあります。
他者の成功を自分の失敗と捉え、
それを貶めることで、
自分を安堵させるような
行動パターンが現れることも。
適切なフィードバックの不在
人は自分の行動に対する
フィードバックを受けることで、
行動の調整や改善を図ることができます。
しかし、適切なフィードバックが得られない環境や、
フィードバックを受け入れる機会が少ないと、
自分の行動が他者を傷つけるものであると気付きにくくなります。
情報の選択的な取り扱い
自分に都合の良い情報や意見のみを受け入れ、
都合の悪いものは無視する傾向が強い人は、
自分の考えや行動を是正するチャンスを失います。
これにより、他者を傷つける行動が
繰り返されるリスクが高まります。
自分中心の価値観
世界や人々を自分の価値観や
フィルターを通してのみ
評価する傾向が強いと、
多様性を受け入れることが
難しくなります。
この結果、異なる価値観や
考え方を持つ人々との関係で
摩擦や衝突が生じやすくなります。
こうした要因が組み合わさることで、
傷つきやすい人が他人を傷つける行動をとる
リスクが高まることが考えられます。
しかし、これらの要因は改善や
成長の余地があるものばかりです。
自己反省や学びを積むことで、
より健全な人間関係を築いていくことが期待されます。
傷つきやすさを乗り越える為には?
感情や過去の経験を受け入れるようにすること
自らの感情や過去の経験を否定するのではなく、
受け入れることが第一歩です。
ゆっくりで大丈夫ですからね。
感情の表現方法を再学習
適切な方法で感情を表現する技術や方法を学ぶこと。
過去の経験との向き合い方を模索
カウンセリングやセラピーなどを活用して、
過去の経験との向き合い方を学ぶ。
傷つきやすさの結論として・・・
感受性は人と人との関係を深める
魅力的な特質ですが、
それが原因で他者を傷つける可能性もあります。
自分自身を深く知る為に自己慈悲を行ったり、
瞑想などを日常生活の中に取り入れていくと
私は私。あなたはあなたと課題の分離ができます。
そこから対人関係のスキルを向上させることで、
より健全な人間関係を築くことが少しずつできます。
傷つきやすい人が他人を傷つけてしまうとき
傷つきやすい人が、必ずしも他人を意図的に傷つけたいわけではありません。
多くの場合、その背景には「自分を守りたい」という無意識の防衛反応があります。
たとえば…
自分が言われて嫌だった言葉を、つい他人にも言ってしまう
相手の言葉を必要以上に深読みして、先回りして攻撃してしまう
「どうせ理解されない」という諦めから、強い言葉で先に相手を遠ざける
心の中の「痛み」を処理できないまま抱えていると、
それが無意識に他者への攻撃という形に表れてしまうのです。
傷つきやすい人が他人を傷つける心の仕組み
具体的には、次のような要因が絡み合っています。
● 自分の痛みを他者に映す
自分の中にある未解決の痛みが、相手の中にも「あるはずだ」と思い込み、
相手を責めてしまう。
● 感情のコントロールが難しい
繊細な心は刺激に大きく反応します。
感情の波が激しく、瞬間的に強い言葉を吐いてしまうことがあります。
● 過去のトラウマが繰り返される
幼少期の「否定された記憶」「叱られた体験」などが無意識に再現され、
目の前の相手を当時の加害者に重ねてしまうことも。
● 自己認識の不足
「自分がどれだけ敏感か」「どこまでが自分の課題か」に気づかないと、
相手への要求や言葉が一方的になってしまうのです。
傷つきやすさを超えて生きるために
では、どうしたらいいのでしょうか?
● まずは「自分を知る」
自分がどんな時に反応しやすいのか、
どんな場面で心がざわつくのか。
「私はこういう傾向があるんだな」と自覚できるだけで、
衝動的な言葉や行動をグッと減らすことができます。
● 感情の表現を練習する
感情を抑え込むのではなく、
相手に伝わりやすい言葉に変えて表現する方法を身につけること。
「私はこう感じている」という言い方に変えるだけでも、
相手を攻撃せずに気持ちを伝えられます。
● 安心できる人や場所をつくる
感情の揺れを一人で抱え込むと、
ますます孤独と不安でいっぱいになります。
カウンセリングや、信頼できる人との対話を通じて
安心して自分を話せる場をもつことがとても大切です。
まとめ:感受性は強みになる
「傷つきやすさ」は、あなたの感受性が豊かだからこそ生まれるものです。
だからこそ、その繊細さを「弱点」として隠すのではなく、
「どう扱うか」を学べば、人との関係を深める大きな強みになります。
私のカウンセリングでもお伝えしているのは、
「私は私、あなたはあなた」という境界をつくること。
自分の感情と相手の感情を混ぜずに、
自分を癒しながら、相手とも心地よい距離感で
つながる練習をしていきましょう。
もし今、「人を傷つけたくないのに傷つけてしまう自分がつらい」
「人に振り回される自分を変えたい」と感じているなら、
焦らず、まずは「自分を知る」所から
ゆっくり始めてみてください。
一歩ずつ、自分の繊細さと仲良くなりながら、
もっと軽やかに人と関われる未来を一緒に作っていきましょう。
ここまで読んで、
「私もそうかもしれない」
「人を傷つけたくないのに、うまくできない」
そんな風に感じた方もいるかもしれません。
でも、それはあなたが“傷つけたかった”わけじゃなく、
ただ、心の中に残っている「痛み」をどう扱えばいいか、
まだ誰からも教わってこなかっただけなんです。
もし今、ひとりで抱え込んでいるのなら、
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