中学校での講演・生きづらさを手放す心理カウンセラー松野

生きづらさを手放すカウンセラーの松野です。
2024年の最初の講演は中学校の講演でした。
顧問の先生。本当にありがとうございました。

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テーマは10代・20代が抱える生きづらさ

大人でさえ、対人関係や男女関係などで
生きづらさを抱えていきています。

生きづらさを抱える親から育てられる
子どもは実はもっと生きづらいんです。

子供たちは真剣に心を傾けて聞いてくれました。
とても嬉しかったです。

1番嬉しかったのが講演の後に子供たちが
自分の自宅に戻り、自分のプラスになったことを
親御さんに話をしてくれて、

そこから親御さんからメールをたくさん頂き
自分の使命感を再認識できました。

今の子供たちは昭和世代に生きてきた人間が
親になって子供の教育をしています。

いつからか親ガチャという言葉が生まれて
スマホという新しいツールが出てきてからの10年間。

これまで以上に、家族間での
コミュニケーションが減ってしまい
機能不全家族も増えてきました。

生きづらさを生きるという言葉が
時代を尊重しているようにも感じますが、

生きづらさを生きやすくしないと
自分から自分への愛を贈ることができず、
いつも自己犠牲を繰り返してばかりになります。

周りから嫌われたくない、
見捨てられたくないって

自分の本音を大人になってからも言えずに、
いつもいつも相手に合わせてばかり・・・

小さい頃から親や大人たちの顔色や行動を
見ながら自分の立ち位置を探しています。

どうすれば親に認めてもらえるか?
どうしたら愛してもらえるのか?
無意識の中で考えているんですよね。

何が自分にとっての生きづらさになっているのか?
親に認められたら、生きづらさは解放されるのか?
自分はどうしたらいいのか?

今の時代。ここが分かりづらくなっているんですよね。

なので、弱さを認める。ダメな自分があってもいい。
ネガティブになってもいい。

それではいけないと思ってしまう子供たちに
僕たち大人はどんなメッセージが必要だと思いますか?

自愛と自己愛の違いを教えてあげてください。

自愛とは?「等身大の自分を愛すること」を指します。

自分の良い所も、悪い所も全て受け入れる、
これは「自己受容」を基盤とします。

自己愛の様に他人からの評価や
承認を追及していくのではありません。

自己の内面から出てくる感情や思考を
まずは素直に受け入れていいということ。

しかし、僕たちは大人は義務教育の中で
こういう違いの教育を受けていません。

だからこそ、いつも愛しているよと
伝えてあげてください。

大丈夫。失敗していいい。不安になってもいい。
くじけてもいい。

そういう自分がいてもいいんだよ?って
なぜなら、それも大切な自分の一部だからです。

今の子供たちは自己愛と自愛が混同しています。

自愛と自己愛の違い

僕は今の学校教育って自愛を教えることが
これからの未来を作ると思っているんです。

なぜならスマホ社会になり、昔以上に子供たちが
自愛と自己愛を区別できず苦しんでいるからです。

うちの娘が部活でお世話になっている
吹奏楽部の先生がいらっしゃるのですが、

今の時代には珍しく、子供たちに学業よりも
人としての生き方や在り方を一生懸命になって
教えられています。

そんな先生たちが増えれば、もっと子供たちも
自愛に満ち溢れて生きれるのになと思うこの頃です。

スマホ社会になってから自己愛を求める人が
老若男女問わずに増えました。

人間の本能としてある承認欲求の面では、
全ての自己愛が悪い訳ではありません。

ただ、表面的で短期的な自己肯定は
逆に苦しくなるだけなんです。

自愛をおさらいすると・・・
深い自己理解と長期的な
自己受容に基づいています。

そんな中で気を付けてほしいのが、
自己啓発やスピリチュアルの一部では
「自分の全てを愛しましょう」と説かれます。

ただ・・・

ここから生きづらさを手放す
心理カウンセラーとして、

強く伝えたいメッセージになるのですが、
自分の全てを愛しましょうという部分を
表面的な所だけで理解してしまうと・・・

しばしば、自己愛の罠に落ちやすいです。

自愛を知らない中で、自分の全てを
受け入れてしまうことを勘違いすると、

自分を成長させる必要性まで薄れて、
自己改革まで拒否していくことになります。

自己愛ってですね。自分自身を過剰に評価し、
更に他者を見下す傾向を持つので、
本当に気を付けないといけません。

今の時代は自己愛の方が優先していますから、
ありのままの自分という所を勘違いしやすい。

無条件で自分の全てを愛するという言葉を
自己愛の中から落とし込もうとするとですね。

自分の欠点や課題を見つめることまで避けて、
心の成長痛から逃れる口実を作るんです。

なんとなく自己愛は肯定的に見えますが、
実際の所は、自分を客観的に理解できず

受け入れることから逃れる形を作りやすい。

だから相手からの承認を強く求めますし、
生きづらさを手放せないんです。

それに対して、自愛は自分の長所だけでなく、
短所や問題点も素直に受け入れます。

心の内側にあるものを自分から愛していくと
自己成長や変革の為に向けて

ちゃんとエネルギー源に変えていくことが
人だからこそ出来るようになるんですね。

なので、「自分の全てを愛しましょう」
という言葉を理解していく為には、

絶対に自愛の観点が必要になります。

その為にも自己受容を含んだ解釈の中で
良くも悪くも肯定的に受け入れることを

常日頃から心がけて生き方を大切にしましょう。

ただ、この受け入れるという行為は、
漠然と自己を愛するだけではなく、

ちょっと文字だけでは難しいのですが、
自己理解と自己成長のプロセスに
繋げないといけません。

たとえば、自己の弱点や問題点を見つけたとき、
自愛の視点からそれらを改善するための機会だなと
肯定的に捉えられるようにならないといけません。

ただそうは言っても、最初は難しいんです。
そういう時は「自己観察」からはじめると良いですよ。

自己観察とは何かというと・・・

自分の思考や感情、そして行動など
他人と比較することはせず、

白黒のジャッジもせずに
ただ観察することです。

これは客観視と似ています。

どういう出来事や状況が起こると
自分の心に浮かぶ感情や反応って
強く出るのか?

そうですね、幽体離脱みたいな感じで
日常のあなたを俯瞰するように眺めるんです。

そうすれば自己の行動と思考パターンを
冷静に把握することができます。

本当に冷静に眺めることができます。

これらの観察結果から本来の自分を
見つけ出す手がかりが掴めます。

また、自己観察は昔の僕のように
アダルトチルドレンやトラウマに悩む方が、
生きづらさの種をみつける為にも必要です。

総論を述べると自分の全てというのは・・・

私の中にある善も悪も、強みも弱みも
素直に受け入れて、次に繋げる力に変えることです。

これが本当の「自愛」であり、
ありのままの自分になるということです。
講演依頼は公式ラインからでも大丈夫ですからね!

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